川原 奨二 株式会社ゆず代表取締役

1977 年広島県にＹａｎａｃｈａ Ｂｏｙとして生まれる。1999 年福祉系 の学校を卒業し医療法人の運営する老人保健施設で生まれながらの“Ｙａｎａｃｈａ”魂を発揮すると喜んでくれる人がたくさんいることに心底感動し、福祉道へとはまりゆく。福祉道にはまり込んだ結果、2013年株式会社ゆずを設立し、目の前にいる人の幸せな暮らしの実現を一途に追い求める。いち介護職員として働いたり、地域の中で認知症の啓発活動をしたり、ときには認知症指導者、専門学校の非常勤講師として人に指導する立場にたってみたり、色々な視点で活動した結果、「ひとりの人間として」考える「福祉道」が一番身近で、一番大切なのではという当たり前でありながら見逃してしまっていた視点にたどり着く。そんな時2018 年向島に地域のお茶の間である Co-MINKAN むかいしま（私設の公民館）を中四国で初めて設立し、コミュニティデザイン、感情環境デザインに出会う。ひとりの人間として自分が過ごしたい場所であることが、これからの施設づくりには必要だと確信する。そして、ただ目の前の一人を大切にするという視点から福祉と地域、福祉と子ども、福祉と旅人、福祉と学生と自分自身の中で様々なワクワクエッセンスが加わっていき、掛け合わせのパワーでどんな化学反応が起きるのかを楽しみながら地域密着型の高齢者施設や企業主導型保育事業、ホテル、学生シェアハウスなどを運営している。