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【イラスト】駅のホームのベンチに牛乳瓶が2本置いてある【イラスト】駅のホームのベンチに牛乳瓶が2本置いてある

幼い頃に好きだった食べ物は? 暮らしの読点|世田谷区上町「ハーモニー」に集う人々 vol.04

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気づくと、日々の暮らしは過ぎていきます。ふとした瞬間にその暮らしを思い出したくなったとして、実際に思い出すことはできるのでしょうか。それにまつわる人やモノや場など、手繰り寄せるきっかけとなるものがないと結構むずかしい気がします。過ぎゆく暮らしの中で少しでも「読点」を打てたらいいのに。

この連載では世田谷区上町にある集いの場「ハーモニー」を行き交う人たちが、「記録部」として、それぞれの暮らしをどう残していくのか、考えたり考えなかったりしていきます。(こここ編集部)

※ハーモニーとは?
ふしぎな声が聞こえたり、譲れない確信があったり、気持ちがふさぎ込んだり。様々な心の不調や日々の生活に苦労している人たちの集いの場。制度の上では就労継続支援B型事業所。

2026年4月21日(火) の記録

こんにちは4回目の記録部。今日は4月21日(火)。快晴です。今の天気は気温は18℃。桜の季節は終わりましたが、街路樹のハナミズキが一面に花を咲かせています。春真っ盛り。ゴールデンウィークまで、この天気が続くといいけれど。

今日は、最近、家探しに奔走しているトムさん。いつも忙しい犬さん。そして大ベテランの、とこさんの三人のメンバーにスタッフの黒瀬さんが加わってくれました。

今日の気分を天気にたとえると

トム: 快晴ですね。 快晴。 物件の話、決まりそうだから。 探していた不動産の物件。 多分、大丈夫。 心配なことがなくなっている。

新澤:トムさん、転居先を探しているんですよね。

トム:ちょっと、金曜日あたり雨が降るらしいんですけど、2、3日後に天気が荒れるみたいな感じはしています。 荒れそうだけど、アパート見つかりそうで、心配事が少しなくなって晴れてきた。

新澤:実はトムさんと二人で、ほぼ2日間ね。アパート探したんですよ。

みんな:そうだったんだ。

新澤: 2日間でおそらく10数件不動産屋さんを回りました。

黒瀬:大変そうでしたよね。

トム:だから、新澤さんがここダメでも次行こう、ここダメでも次行こうという、 持久力というか。 引っ張ってくれてよかった。 俺らだったら1つ行って、2個目行って、ダメダメって言われたら、もう精神的にやられる。“休憩しようかな”みたいになっちゃうから。

新澤:断られると、ちょっとしょげる気持ちもわかりますけど、勢いがあるうちに回った方がいいと思ったんです。ちょっと驚いたのは、トムさんったら不動産屋に行く前の日になって、髪の毛を金髪に染めてきたんですよ。僕としたらちょっと慌てた。

トム: 一応、髪染めていいですかねって新澤さんに確認しようと電話したんですよ。

新澤:朝、6時台だったから寝てたんですよ(笑)。今度は区のやってる相談会に行くんですよね。

トム:はい。その説明会に行くといいところを探してもらえそうなんです。そういえば、不動産屋で新澤さん、怒ってたでしょう。

新澤:あはは。あれはお店の人に意見を言ったの。

トム:ちょっと、嫌な感じの対応だった。

新澤:いきなり「あなたは病人?」「生活保護か」と店の出入り口から、顔だけ出して言うんだもの。それで「タバコは吸うのか」と聞くので「部屋じゃ吸わないようにします」とトムさんが答えたら「そういう人は道で吸うから紹介できない」って。それを横で聞いてた僕とすれば、その人を決めつけた上から目線はお客に対する話し方としていかがですかねってお話ししただけなんだ(笑)。差別的な扱いを受けたら「それは違いますよ」というのは僕らの仕事だから。あ、脱線したね。天気の話でした。

トム:はい、どうやら、区の説明会そこで決まりそうな予感がするので、快晴ですよ。

新澤:よかったね。次は犬さん頼みます。

犬:僕は土砂降り雨のち晴れ。

新澤:ということは土砂降りは過去形だった?

犬: 昨日まで土砂降ってた。ほぼ介護が必要な状態だった妹が4月3日に入院したんです。それはそれで大変だった。でも、土砂降りになったのは、入院したあとなんです。

黒瀬:入院された後ですか?

犬:はい。妹のために来ていたヘルパーさんも訪問看護師さんも一気に来なくなった。前回の入院から2年3か月、ヘルパーや訪問看護師に慣れて仲良くなってずっとその状態が続いて、全部それがなくなったんですよ。ガランとしたうちの中に一人だけいるみたいになっちゃって。 今までと環境が全然違ったんで、 寂しくなっちゃって。

新澤:突然の一人暮らしだ。

犬:全部自分でやらなきゃって。 突然一人暮らしになって、ご飯を作らなきゃいけなかったんです。ご飯炊いて、カレーとか納豆とキムチとか。一人暮らしの学生みたいな。3キロぐらい痩せたような気がします。洗濯物も山になって溜まってる(笑)。昨日まで悶々としたんですけど昨日からある人が突然来て、励ましてくれて今日から頑張るかなと。 ちょっと晴れました。

新澤:妹さんは、回復に向かっている感じですか?

犬: 病院の中でも、彼女は彼女で土砂降りのめちゃくちゃな時もあれば、すごく落ち着く時もあるし、まちまちなんですよ。

黒瀬:心配ですね。

犬:今まで一緒にいると、 あんまり優しくしてあげられなかったんです。面会に行くとなんか優しくしてあげられるんで。苦しい時、抱きしめてあげたりとかして、そうやって、 なるべく3日のうちの2日ぐらいは、病院近いんで、そこに通って面会をしてます。

新澤:そうですよね。ヘルパーや看護師がうちに来ていたとしても、犬さんも普段はケアラーの生活だもんね。自分を抑えることもあるんじゃないかな。

犬:うん。妹相手にブチ切れちゃう。 ときどき僕がイライラしてブチ切れたりして、(こちらの話を)聞いてるのかわかんないですよ。 でも当たり前なんですよ。妹は耳が聞こえない。 それでもブチ切れてしまうんです。 ちょっと離れると優しくなれるんですけどね。

新澤:僕は久しぶりの単身生活で心も体も休められてよかったのかと思ってましたよ。じゃあとこさん、今の気分を天気に喩えると?

とこ: 入道雲で、 むずむずむずってなって、夏の日照りが押し寄せてくる。 夏ですね。 夏の日照り。 夏の気配。

新澤:ええ? そこまでいっちゃったの? まだ、4月なのに。

とこ:そこまで行っちゃったのよ。 秋のスズムシの手前まで。

新澤: スズムシの手前まで行っちゃったの?それは楽しいことなの? 梅雨が来る前に夏が来ちゃう。

とこ: 夏だね。 暑さには強いから、 それは平気なんですけど。

新澤:そっかそっか。いい感じなんですね。

とこ:いい感じだけど、 夏と4つに組んでどっこいどっこいってできないかもしれない。

新澤:夏と? 夏とがっぷり4つに組むことはなかなか難しいよ。夏と相撲とっちゃダメだよ。 夏強敵ですよ。

とこ:強敵ですよ。

新澤:はい。夏の入道雲。了解しました。黒瀬くんは?

黒瀬:曇りですかね。 僕も夏嫌いなんで、暑がりだから、これから夏になるのは気が重い。

犬:僕も嫌いです。 マンション管理のバイト中にフラフラになっちゃって、 管理室の床に寝たりしてる

新澤:床に寝ちゃうの?

犬:クーラーはないんで、床が冷たいんです。

理想の一日のスケジュールは?

新澤:ハーモニーのクーラーもずいぶんと古いので壊れないといいなあ。はい、1問目、終了。次の問題は、自分にとって「理想の一日のスケジュールは?」です。

トム:理想の一日は……通行人の女性が。

みんな:通行人の女性が……

トム:こっちを向いてにこやかに笑う。

新澤:それはトムさんに向かって笑いかけてるの。

トム:わかんないよ。でも、やっぱり俺に向かって笑ってくれてるのかなて思うと。嬉しい。男でも女でも笑ってくれてるとちがう。

新澤:笑うか。

犬:笑おう。わははは。

とこ:世界平和ね。

みんな:わはははは。

新澤:質問は「理想のスケジュール」なんだけど……もういいか。犬さん、どうですか?

犬:朝起きて、ご飯食べて、9時から10時までバイトして、 ハーモニーに行って音楽やって、 ご飯食べて楽しく過ごして、帰ってきて。これが難しいんだけど……妹の面倒をなるべく優しくみて、夜は早く寝る。 早く寝る。

新澤:いつも通りの規則正しいのがいいのかな。

犬:きれいに全部予定通り済むとすっきりしてる。 でもね。だいたいうまくいかないですよ。

新澤:どのあたりが?

犬:夜遅くまで起きていて、朝になるとふらふらで仕事に行って、ときどき遅刻して、ハーモニーに来ても、うとうと寝てて、ハーモニーのお昼も注文してなかったから、食べ損ねて、おなか空かして帰るってのが、ありがちな悪いパターン。

新澤:前の日に早く寝ることができるかどうかが分かれ道みたいですね。

犬:そうなんですよね。金ちゃんとか、トムさんは8時くらいには、寝れるんですけど、 僕は、それから5時間くらい後に寝てるんで。それが直れば健康的な生活になれるんじゃないかと。

新澤:眠れないのはどうして?

犬:スマホからうまく離れられて眠れた日はいい気がする。一日が終わってホッとして、じゃあスマホで見ようかなと。2時間とか見ちゃうんで。それがなければ、 うまくいってますよ。 ホッとしてスマホを見るのもストレス解消ではあるけれども、 睡眠時間が削られちゃう。

新澤: 朝、眠いって言う人は多いですが、 スマホ触っていて寝つけない人もいるかもしれない。

犬:ちょっと休憩と思って、横になってスマホ触っているとあっという間に1~2時間経っちゃいます。

新澤:なるほどねえ。理想の一日を阻んでいるのは、スマホってわけだ。とこさんはどうですか?

とこ:気持ちが自然に保てるようなスケジュールがいいね。スケジュールとなると、朝昼晩ってなるでしょう。それが私の場合、そうじゃないんですよ。

新澤:ええ? どういうこと。

とこ:普通、早朝、朝、昼、晩、深夜という順番で世の中は回っているでしょう。でも、朝から朝焼けがあったり、夕方に夕焼けが見えたりするのが普通でしょ。私はそういうわけにはいかないのよ。朝の次に深夜になったりするの。朝ご飯食べて、昼ご飯食べてっていうわけにいかない。自然じゃないの。

新澤:なるほど。自然にならないのは、何か理由があるの?

とこ:からだのバランスがダメ。朝起きて「おなか空くから食べる」って感覚ではない。 しょうがなく順番にこなしてるだけだけど。

新澤:朝起きて、おなか空いたと思ってご飯食べて、一日、時間を過ごしたいね。

とこ:そうそう。私の場合は奇想天外すぎる。

黒瀬:奇想天外ってどういう生活しているの!

とこ:人間的じゃないよ。台風が来たかなと思ったら桜吹雪が舞ったかなとか。

みんな:桜吹雪?

とこ:だからそれは自然じゃないよ。 不自然な生活。でも、それでも怒られちゃうのよ。12時にトイレに立って、 1時間くらい起きてたりとかあるよ。リズム通りに進むことってないよ。奇想天外にならないように、 朝が来て、昼が来て、夜が来て、 順調に来るといいなあ。

新澤:みんな生活のリズムに苦労しているんだなあ。

とこ:だって不摂生していると健康診断で生活習慣病に引っかかっちゃうじゃん。

新澤:引っかかっちゃうね。

とこ:お昼ご飯を夜中の2時、3時に食べたりしてたら、ダメじゃないですか。

新澤: やっちゃうでしょ。夜中におやつとか食っちゃダメだよね。

とこ: ダメだよね。やっちゃうときがあるから、やらないようにしてるけど。

新澤:僕はやっちゃうんだね。自分に甘いの。

とこ:あ~。ダメダメ。自然に朝昼晩ってできればいいなと思う。自然がいい。

新澤:とこさん、ありがとう。僕も頑張るよ。黒瀬くんは?

黒瀬:僕も朝が大事。 朝で結構決まる気がするんですよね。健康に気持ちよく目覚められると一日いいですよね。それで遅刻せずにハーモニーに来れるのが、理想のスケジュール。

犬:僕ねえ、気持ちよく起きられたことがないです。

黒瀬:起きられない?

犬:気持ちよく起きたことがない。

とこ:最悪ね、あれは。日本で最悪。

新澤:日本で!

黒瀬:すごい気持ちよく起きられると今日ラッキーだなって思える。

新澤:朝が大事。

黒瀬:遅刻せずハーモニーに来る。

新澤:で、トムさんの話に戻ろう。

犬:トムさんは何時ごろ寝るんだっけ?

トム:夜は7時から8時ごろに寝る。

犬:早いでしょ。

トム:遅くても9時ごろに寝る。

犬:寝るから健康なんだよ。何時に起きる?

トム:昨日は3時ぐらいだった。

新澤:まだ暗いね。トムのすごいのは起きてすぐ動けるんだって。

犬:すごいなあ

黒瀬:でも8時間睡眠、理想的ですね。

犬:朝電話しても、朝7時ごろ電話するともういないんですよ。トムさん、喫茶店に行っちゃっているの。

黒瀬:トムさんの理想のスケジュールは「朝カフェ」も入ってるのかもしれませんね。

トム:まあ、ドジャースの大谷選手も10時間寝てるっていいますから、ふふふ。

とこ:トムさん、そんな早起きして、どんなタイトル狙ってるの?

新澤:寝るのは大事だって話ですね。

みんな:そうそう。

選択質問「幼い頃に好きだった食べ物は?」

新澤:さて最後の質問は選択です。どれにしますか?

「お守りにしている言葉はありますか?」
「気づけば毎日やっていることは?」
「落ち着くにおいがする場所は?」
「やってみたいのに、ずっとできていないことは?」
「幼い頃に好きだった食べ物は?」

トム:思うに小さい頃食べるものって、グラタンとかケーキとか外国の料理を食べるでしょ。外国で大人が食べてるようなものを、日本では子どもが食べてると思うんですよね。

新澤:はい、もう、決まっちゃったの? みんな「幼い頃に好きだった食べ物は?」でいい?

犬:しかたないなあ。

新澤:じゃ、トムさん。グラタンが好きだった?

トム:好きだけど、いつも食べられるわけじゃない。めったに作ってもらえなかったな。

黒瀬:おかあさん、グラタン作ってくれてたんですか。

トム:そう。

新澤:ベシャメルソース?

トム:そうそう、シチューとか。

黒瀬:おかあさん、手作りすごいですね。

犬:料理上手ね。

トム:そうそう。だから、何作ってもだいたいドンピシャな味に仕上げてくれましたね。

みんな:いいなあ。

犬:トム、おかあさん大好きでしょう?

トム:そりゃ、おかあさん、嫌いなわけじゃないけどね(笑)

犬:そうだよ。おかあさん好きな人に悪い人いないから。

みんな:そうなの?!(爆笑)

新澤:おとうさんだっているでしょう。

犬:いや、おとうさん好きな人は珍しい!

トム:そんなめちゃくちゃな。

犬:そうか、そうでもないか。おとうさんも俺好きだったな。

とこ:おとうさん、怖いからね。

新澤:料理の話から脱線したけど、その話もおもしろいね。

黒瀬:うちは亡き父の料理かな。居なくなると美化されますからね。

新澤:そうですね。もう食べられない味というのは、格別だよね。あ、次は犬さん、いいですか。

犬:僕はね、うちがね、親父が病気してて、母が一人で働いて僕ら三人の子どもを育てたんだけどさ。超貧乏でね。どのくらい貧乏かっていうと、バラックみたいな家なんで、塀とか壊れちゃうんですよ。それで、親父と弟と三人で竹を買ってきて紐で結んで塀を作ったりしてました。

新澤:うんうん。

犬:だから、おかずがコロッケ1個と人参がちょっと浮いてる味噌汁とか、納豆とめざしの小さい魚の焼いたのとご飯という食事が多かったかな。そんな感じだから、すごくおいしいって感じられるのはケロッグのコーンフレーク。

とこ:ああ! おもちゃが入ってるやつ?

犬: おもちゃが入ってるやつ。 トウモロコシのカラカラみたいなのに砂糖が乗ってて、牛乳かけて食べるとめちゃくちゃおいしくて。

とこ:そうね、あったわね。

犬:あとおいしかったのはね、何だっけ。あっ、うちに柿の木があったんですよ。 秋になると柿がいっぱいになるんですよ。真っ赤になって熟れてくるとブヨブヨになって、それを取るとめちゃくちゃ甘くて柔らかくておいしいんですよ。

新澤:熟すと甘くなる!

犬:熟すとグニョグニョになって、スプーンで食べる。あれはおいしかった。

新澤:柿の木はまだあるのですか。

犬:残念だけどもうないんですよ。

新澤:ありがとう。じゃ、とこさん。

とこ:夏休みには、おとうさんの田舎に行くんですよね。栃木の。その途中の駅でおとうさんがコーヒー牛乳をね、買ってくれるの。あれはおいしかったね。

新澤:とこさんにとっては、おとうさんとの思い出なんですね。

とこ:そう。おかあさんは節約するから白い牛乳なのよ(笑)

犬:やっぱり親との思い出が絡むよね。

とこ:おかあさんはね。保険の外交員で働いていたからね。帰りに何か買ってくるのはいつもコロッケ。おかずなんか作っていられないでしょ。

新澤:そうか、とこさんのところは共働きだったね。

とこ:そう。うちはお兄ちゃんがお米炊いてくれてた。お姉ちゃんは何もやんない(笑)。おかあさんがキャベツ刻んでね。それが夕ご飯。

犬:そうだ、鉄のお釜でご飯炊いてましたよね。そうそう。

新澤:黒瀬さんは思い出の味はなんだった?

黒瀬:みなさん、家族のお話しをしてくださったんですけど、僕が一番こどもの頃、衝撃を受けた食べ物がマックのてりやきのハンバーガー。

みんな:ええ?!

黒瀬:親とすれば、なるべく食べさせないようにしてたと思うんですよ。でも学童保育に行ってた時に、月一回外で食べるとか、駄菓子屋さんに行くとか、レクリエーションがあって、その時に初めて食べた。それが衝撃! こんなうまいものが 世界にあったなんて。

犬:わかる、わかる。メンバーでもマックが大好きな人が多いからね。

新澤:てりやきって甘いしね。こどもには禁断の味かも。

犬:その後隠れて食べに行ったりとか しました?

黒瀬:たまに、友達と一緒のときとかに食べました。

新澤:最後の質問もおもしろかったですね。おかあさんの手作りのグラタン、コーンフレークと庭の柿、コーヒー牛乳、マックのてりやきバーガー。必ずしも高価なものではないのがおもしろと思いました。

犬:それで思い出したんだけど。僕んちの食卓はそれほど贅沢なものは出なかったって言ったでしょう。それでも、僕たちはこどもだから当たり前においしいねって食べてたんだよね。後になって母が僕たちのおいしいねっていうのを聞いて涙が出そうになったって言ってたね。

新澤:おかあさんはどんな気持ちだったんだろう。

犬:おふくろとしてはこんな食事なのにって、切ない気持ちもあったようですね。

新澤:ありがとう! みんなお母さんが大好きってことで(笑)。ちょうど、お昼ご飯ができたようです。おわりにしましょう。

(記録部 第4回目終わり)

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