プロフィール
久保田翠 認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ理事長
武蔵野美術大学で建築を学び、東京藝術大学大学院では環境デザインを専攻。卒業後、出身地の静岡県静岡市で、環境デザイン事務所を設立。
長女出産によって、仕事をセーブする必要に迫られ、設計事務所に所属。その後、設計事務所の浜松事務所所長として浜松に移住。
1996年長男たけしを出産。重度知的障害児のため、手術、入院、子育てに追われ、復帰ができず1999年に退職。
2000年、障害があってもたけしと家族が自由に、安心して居られる居場所づくりとしてクリエイティブサポートレッツを設立。2006年NPO法人化。2015年認定NPO法人化。アートNPOとして多様な人たちが共に生きる社会をアートを通して取り組む活動を開始。2008年個人のやりたいことをやりきる熱意を文化創造の柱とする「たけし文化センター」事業を開始し、2010年障害者の通所施設アルス・ノヴァ設立。
2011年から2014年「たけし文化センターINFOLOUNGE」、2014年から「のヴぁ公民館」を開所。独自の文化センターを展開。2016年から個人の存在自体を表現ととらえなおす「表現未満、」プロジェクト開始。障害者福祉施設に1泊2日滞在する「タイムトラベル100時間ツアー」「雑多な音楽の祭典~スタ☆タン!」をスタート。
2018年浜松市中心市街地にたけし文化センター連尺町建設し、3階建ての建物にアルス・ノヴァ、音楽スタジオと一般の人も利用できるシェアハウス、ゲストハウスが併設する。2019年から重度障害者の暮しを通して街を考える「たけしと生活研究会」をスタート。2020年ヘルパー事業所ULTRAに着手。2021年福祉から街づくりを考える「浜松ちまた会議」をスタート。
2022年中心市街地に誰もが利用できる私設私営の公民館「ちまた公民館」オープン。「表現未満、」をもとに、文化によるコミュニティづくりに取り組んでいる。
2017年度芸術選奨文部科学大臣新人賞、2022年静岡県文化奨励賞受賞。