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“現役”と“シニア”のはざまで、人生の転換期を考える「そろそろこれから作戦会議」開催! トーク&ワークショップ参加者募集中
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人生の後半「そろそろこれから」を考える3日間限定イベント

働きざかりの人にとって、自分が「高齢者」となる未来はまだまだ遠い先のこと、と思う場合も多いでしょう。けれど、その未来は確実に今の延長線上にあります。

ここからどんなふうに歳を重ね、どんな文化や表現とともに生きていくのでしょうか。仕事や子育てがひと段落した、少し先の将来を考える3日間限定のイベントが、東京都・北区の公共施設「ジェイトエル」で開催されます。

一般社団法人 公共とデザイン〉と〈東京都北区しごと連携担当課〉が共催する本企画は、50〜70歳前後の人生の転換期に差しかかる世代を対象としつつ、誰でも参加できるトークやワークショップ、体験型ブースなどを通して、自身のこれまでとこれからをゆるやかに見つめ直す場をひらきます。開催期間は2026年2月27日(金)〜3月1日(日)の3日間です。

そろそろこれからの「そろこれ世代」

今回のイベントは、令和7年度から東京都北区が立ち上げた〈Kita-ku Design研究所〉の取り組みの一環として企画されました。前年度より「デザイン思考」を行政に取り入れた同区による、行政サービスの向上のための実験的なプロジェクトを進める対話と実験の場です。

共催する〈公共とデザイン〉は、「多様なわたしたちによる公共」を掲げ、住民や当事者との協働からプロジェクトを生み出してきたソーシャルイノベーション・スタジオです。行政や企業と連携しながら、生活者の視点に立ったリサーチや実験を行ってきました。

そんな2者が協働する今回のイベントもまた、当事者の声を起点に構想されたものです。区が抱える介護や区民の健康に関する問題に対し、〈Kita-ku Design研究所〉のパイロット事業としてリサーチを実施したところ、50代から70代が持つ課題の複雑さが明らかに。「まだ自分は高齢者向けサービスの対象ではない」「介護の話題を家族と共有しにくい」といった声もあり、この世代特有の空白地帯があることがわかりました。

そもそも就労、健康づくり、地域とのつながり、介護予防といった複数の領域にまたがるテーマは、既存の「現役世代」「高齢者」という枠組みでは十分に捉えきれません。そこで、50代〜70代の“あいだ”の時期を、そろそろ​これから​の世代=​「そろ​これ世代」と呼び、自ら選び直すことのできる転換期として捉え直すための試みとして、今回のイベントの開催に至りました。

トークとブースで描く、一人ひとりの「そろこれ」

会期中は、多彩なプログラムが用意されています。まずは、「そろこれ世代」の先輩にあたる年代の方をゲストにしたトークイベント。2026年2月28日(土)には、25万部超えのベストセラー『定年後』(中公新書)を刊行した、文筆家でありビジネス評論家の楠木新さんが「そろそろこれからの”定年後”」をテーマに登壇します。

また3月1日(日)には、エッセイストであり、空間デザイナー・ディレクターの広瀬裕子さんが「そろそろこれからの”あたらしい私”」と題してトークを展開します。「そろこれ世代」の先を行く人のトークは、これからを考えるきっかけになり、参加者自身の視点を少し広げてくれるかもしれません。

2月27日(金)からの3日間は、会場内に体験型のブースも並びます。

期間中に4回開催される、これまでの人生を振り返りながら新聞形式にまとめるワークショップ「じぶん史新聞づくり」では、対話を通じて自身の歩みを言語化します。さらに、頼ったこと、頼られたことのエピソードを共有する「たよログ」づくりや、日常のなかに眠る経験や積み重ねに目を向ける「わたしたちのサブスキル図鑑」、さらに会場の一角ではラジオ形式の収録も行われる予定です。

いずれの企画も、「これが50代〜70代の生き方だ」と正解を示すものではありません。これまで積み重ねてきた経験や感覚を持ち寄り、同年代の他者の声を聞きながら、自分なりの「これから」を想像する場です。

人生100年時代といわれるなかで、シニアへと移行する期間は、決して終わりに向かう時期ではなく、次のステージを構想できる時間でもあります。その中で参加する「そろそろこれから作戦会議」は、自分の言葉で自分のこれからを描いてみるための入り口となるかもしれません。気になる方は、ぜひ足を運んでみてください。