ニュース&トピックス

親子で一緒に学び、発見する。「すぱっくおやこ小学校」が2023年6〜7月にかけて静岡各地で開催
イベント情報

  1. トップ
  2. ニュース&トピックス
  3. 親子で一緒に学び、発見する。「すぱっくおやこ小学校」が2023年6〜7月にかけて静岡各地で開催

すぱっくおやこ小学校の授業の様子
ⒸR.Yamamoto

静岡各地で「すぱっくおやこ小学校」が開校!

親子で一緒に学び、発見する「すぱっくおやこ小学校」が2023年6月から7月にかけて静岡各地で開催されます。主催は静岡県。「静岡県 子どもが文化と出会う機会創出事業」の一環として実施され、運営は〈SPAC -静岡県舞台芸術センター〉が担います。

〈こここ〉では以前、〈SPAC〉が主催する「ふじのくに⇄せかい演劇祭2023」についてご紹介しました。

「すぱっくおやこ小学校」は、一体どんなプログラムなのでしょうか。一緒に見ていきましょう。

親子で楽しめるコミュニケーションを重視した授業

「すぱっくおやこ小学校」は、親と子どものための小学校。親子でありながら、ここでは小学校の「同級生」となって一緒に授業を受けるのが特徴です。普段の役割を変えてみると、いつもと違う関係性が生まれるかもしれません。

2023年は6月に静岡、7月に浜松と沼津で開校されます。

講師になるのは、〈SPAC〉の俳優や地域の専門家。共同作業や対話中心の授業を中心に展開し、親子の絆を深めていきます。

例えば、2023年7月に沼津で開催される授業内容は、大人も子どもも思わず「やってみたい!」と前のめりになるような授業がずらり。

1時間目(7月15日・16日)は、図工と社会を組み合わせた「我が家の『おうち』未来設計図」。一級建築士の菊地悠子さんが講師を務め、住む場所や時代での暮らしの変化を話し合い、未来のおうちを設計します。

2時間目(7月22日・23日)は、国語と体育からなる「ことばとからだ探検隊」。ことばを話す体ってどんなもの?という問いを掲げ、俳優の舘野百代さんと共にいつもとちがう発声と体を見つけていきます。

そして、担任の先生は〈SPAC〉の俳優である春日井一平さんが務めます。

 

劇場での授業風景
2022年に静岡芸術劇場にて実施した、〈SPAC〉の俳優による授業風景

7月の浜松会場では、新たな取り組みとして〈浜松科学館〉とコラボレーションが実現。〈SPAC〉で活躍する舞台音楽家と科学館のエデュケーターが講師となり、館内の「音ゾーン」の展示を使用しながら、音の仕組みについて学び、自分だけのオリジナル楽器を作る、アートとサイエンスを融合させたスペシャルな授業もあります。

香川で生まれたプログラムの静岡版

このようなユニークなプログラムの企画・デザインを担当するのは、障害福祉×デザインのチーム〈想造楽工〉を主催するコミュニケーションデザイナーのYORIKOさんです。

「おやこ小学校」はYORIKOさんが 2016 年に香川県高松市で立ち上げ、2019から2021年には東京都豊島区でも開催。2022年から静岡版として「すぱっくおやこ小学校」をスタートしました。

〈SPAC〉では人材育成事業や教育現場へのアウトリーチ事業のノウハウを活かしながら、小学生及び子育て世代が芸術文化に触れる機会を広げることを目的に、演劇的な要素を持つ体験型のプロジェクトとして実施しています。

親子で参加する様子
これまで「おやこ学校」は90回以上実施され、のべ1,700人を超える方が参加している ⒸR.Yamamoto

沼津会場の参加申し込みを受付中!

2022年の「すぱっくおやこ小学校」には、静岡・浜松・沼津の3ヶ所で計99組206名が参加しました。参加者からはこのような声が届いています。

「子どもと話をする機会が増え、内気なこどもが自分の気持ちを伝えてくれるようになった」

「学校での様子を見ることができました。一緒に生徒なんておもしろかったです。一緒に考えて一緒に課題に取り組めて、仲間(相談できる相手なんだなと気付きました)になれました」

静岡・浜松会場の申し込みは既に終了していますが、沼津会場の参加者募集は6月11日(日)まで受け付けています。対象は、小学1〜6年生とその保護者。参加費は無料です。

親子の絆を深めたい方、もの作りや身体を動かすのがが好きな方、学校の授業とは違う学びやコミュニケーションを体験してみたい方は、ぜひ参加してみませんか。