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国籍・言語・文化に捉われないアートプロジェクト「東京で(国)境をこえる」、参加者を募集中
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国籍・言語・文化などに捉われずに展開するアートプロジェクト「東京で(国)境をこえる」

国と国の境目以外の「国境」を考える

「東京で(国)境をこえる」は、在留外国人や海外にルーツのある人々が生活する東京で、「東京には見えないことにされている様々な壁がある」という仮説をもとに、「見えない(国)境、壁」について考察するアートプロジェクトです。現在、このプロジェクトに参加する20歳〜30歳のメンバーを募集しています。

一般的に、国境とは国と国の境目を指しますが、本プロジェクトでは、「ことば」「心の壁」「文化や宗教のちがい」も国境と捉え、見えない(国)境について話し合う活動をしています。目的は、ワークショップやレクチャーを通して、自分と異なるアイデンティティを持つ相手と、問題を探りながらコミュニティをつくっていくこと。

2020年度のプログラムで、「境界」をテーマにしたオブジェクトの制作の様子

2021年度のメインプログラムは「kyodo 20_30

「東京で(国)境をこえる」が2021年度に目指しているのは、居場所をつくり、集まり、みんなが暮らしやすい東京を考えることです。メインプログラムの名称は「kyodo 20_30」。この「kyodo」には、3つの意味が含まれています。

一つ目は、「東京で(国)境をこえる」事務局がある、東京都世田谷区の「経堂(きょうどう)」で活動すること。二つ目は「協働」。話をし、共につくりながら、考えを深めていきます。そして最後は「共同」。一つの共同体としてチームになり、自分と異なる文化をもつ人とアクションを起こし、クリエイションしていきます。また、「20_30」が示すのは、2030年に社会を動かすことになる、現在2030歳の人たち。

つまり、経堂で国籍・ことば・文化の異なる2030歳の人たちと、国境について話し合い、作品を生み出す。そして一緒に、未来の東京を考えるのが、「東京で(国)境をこえる」です。

一緒に活動する参加者を募集中

現在、「kyodo 20_30」では参加者を募集しています。

プロジェクトは、国境について「知る」、向き合いたい国境について「ふかめる」、見つけた「発見を伝える」、気づいたことを形に「行動する」、みんなで考えたこと・行動したことを「発表する」の5段階。

<プログラムのスケジュール>

・知る(20216月〜20218月)
・ふかめる(20218月〜20219月)
・発見を伝える(20219月後半〜202110月)
・行動する(202111月〜20221月)
・発表する(20222月)

プロジェクトへの参加者は、通年で募集中。途中からの参加や一部参加も可能です。

日本に住む外国人や様々なルーツを持つ人が生活の中で感じているかもしれない境界線。知らない人に対して決めつけたり思いこんだりしてつくっているかもしれない壁。見えない(国)境を意識しながら様々なクリエイションを行い、議論や理解を深めていきませんか?