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身の回りにある「なんでやねん」を面白く捉え直す。2月14日まで「第二回なんでそんなん大賞」募集中
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「第二回なんでそんなん大賞」を募集中
「一つのものを集めつづけてしまう」「いつもドアを開けっぱなしにしてしまう」。他者から見えると「なんでやねん」とつっこんでしまう、もしくはつっこみたくなる出来事を目撃したことはありませんか?
ついつい気になる他者の行為や出来事を面白く捉え直す「なんでそんなんプロジェクト」は、2022年2月14日まで「第二回なんでそんなん大賞」への投稿作品を募集中。皆さんの身の回りにある「なんでそんなん」の投稿から、2021年度「第二回なんでそんなん大賞」を選定します。
愛溢れるツッコミで楽しみを見出す「なんでそんなんプロジェクト」
「なんでそんなんプロジェクト」は岡山県発。生活介護事業所〈ぬか つくるとこ〉(岡山県都窪郡早島町)の代表・中野厚志さんを中心に、大原美術館学芸統括の柳沢秀行さん、アーティストであり児童福祉施設〈ホハル〉を運営する滝沢達史さんなどが実行委員として活動しています。
障害のある人の中にはアーティストとしての才能を発揮し、創作活動をされている方もいます。しかし「なんでそんなんプロジェクト」が注目するのは、もっと日常的な、生活の裾野にあるような行為や癖。それらを楽しく発信し、”障害者”とくくられてしまう一人ひとりの個性を共有することを大切にしています。
発足当時、「なんでそんなんプロジェクト」としては福祉の現場から障害のある人の事例を収集する予定でした。しかし実行委員の中で「なんでそんなん」の事例を上げていくと、意外にもスタッフの面白いエピソードがたくさん出てきたそう。「障害のあるなしも、性別も国籍も、全てをごちゃまぜにしたらフラットな関係性になれるかもしれない」と可能性を感じた実行員会は、対象を障害のある人に限定せず、全世界の人から「なんでそんなん」を募集しています。
第一回開催時には100以上の事例が集まる
「第一回なんでそんなん大賞」募集していた2021年2月には、より多くの人に「なんでそんなん」な事例を知ってもらおうと、岡山県玉野市で「なんでそんなんエキスポ」を開催。約2週間の会期中に543名が足を運び、「なんでそんなん」事例は100以上集まるなど、盛況に終わりました。
※こここレポートで2021年2月に開催された展覧会「なんでそんなんエキスポ」をご紹介しています。
「わからない」を笑いに変え、ツッコミで社会を滑らかにする! 「なんでそんなんプロジェクト」レポート
「第一回なんでそんなん大賞」の大賞は、「新型コロナウイルス感染症による自粛生活がつづく中、家族以外の誰とも関われない寂しさから、空き箱で新しい友達として生み出したオボットくん」(行為者・3歳のハルタニくん、発見者・お父さんの)が受賞。米一俵、味噌6kg、瓶ビール3本が贈られました。
また、不定期で「なんでそんなん」のコンセプトを丁寧に伝え、日常の中から「なんでそんなん」を見つけるための方法を模索するオンラインセミナーを実施。なんでそんなんの発見者を増やす試みにもチャレンジしています。
第二回の募集は2月14日まで
プロジェクトでは、日頃からオフィシャルホームページで随時投稿を受け付けていますが、2021年8月31日から2022年2月14日までに投稿された「なんでそんなん」を対象に、「第二回なんでそんなん大賞」の選定が行われます。
第二回の審査員は、大原美術館学芸統括の柳沢秀行さんや絵本作家の加藤休ミさん、美術家の土谷享さん、ホホホ座浄土寺店店主の山下賢二さん、教師でありカマクラ図工室主宰の髙松智行さんなど7名が務めます。
あなたの身の回りに「なんでそんなん」とつっこみたくなるような行為や出来事があれば、この機会に応募してみませんか。愛あるつっこみを入れることで、行為者と発見者の関係性がより豊かになるかもしれません。
Information
第二回なんでそんなん大賞
募集期間:2022年2月14日まで
大賞発表:2022年2月20日を予定
大賞賞品:米一俵(山田村)
審査委員賞賞品:未定
投稿方法:なんでそんなんプロジェクトWEB投稿ページよりご応募くださいWebサイト:なんでそんなんプロジェクト
審査員:
柳沢秀行(大原美術館学芸統括)
加藤休ミ(絵本作家)
土谷享(美術家)
山下賢二(ホホホ座浄土寺店店主)
髙松智行(教師/カマクラ図工室主宰)
滝沢達志(美術家/ホハル代表)
宇野玲子(ぬかスタッフ/保育士)