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仮想のまちで「R65不動産」が応援する“小さな挑戦”とは? 『千住浪漫シティ』クラウドファンディング
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『千住浪漫シティ』がクラウドファンディングに挑戦中!

「住んでいるまちをもっと楽しみたいな」と思ったとき、気軽に相談できる場はありますか?

東京・北千住では今、「挑戦したい人が一歩を踏み出せる場」が産声を上げようとしています。その名も『千住浪漫シティ』。プロジェクトを仕掛けたのは、65歳以上の高齢者が対象の不動産サイト「R65不動産」を運営する〈株式会社R65〉です。

足立区・北千住で空き家を活用し、5棟のシェアハウスや棚主オーナー制のシェア型書店も営む〈R65〉は、まちで新たな挑戦を創り出し、さらに挑戦文化を広める“仮想のまち”を構想。関係人口を増やし、まちを盛り上げることを目指すクラウドファンディングを2023年4月16日(日)まで実施中です。

「R65不動産」が目指す、いくつになっても挑戦できる社会

『千住浪漫シティ』が立ち上がることになった背景にはどういった思いがあるのでしょうか。

〈R65〉の核となる事業は、2020年にグッドデザイン賞も受賞した、賃貸物件を借りにくい65歳以上の方が住宅を借りられる「R65不動産」。賃貸契約に、見守りサービスや保障制度などをあわせた不動産事業を通じて、さまざまな高齢者に出会ってきた経験が新たなプロジェクトにつながった、と代表の山本遼さんは話します。

多くの65歳以上の方にお会いしますが、お元気な方、そうでない方、同じ年齢でも健康の度合いは全然違います。その中で気づいたのは、どんなことでも「何かに挑戦している方」はいつまでもお気持ちが若く、そして肉体的にも健康であることが多い、ということでした。(山本さん)

【写真】北千住のまちなみ
〈R65〉の山本さん自身も、2019年から北千住に住み、まちの魅力を体感してきた

「挑戦することは、何歳になっても人生に彩りを与える」と実感した山本さんは、まちのあちこちでプロジェクトや事業が生まれる仕組みを構想。人々が新しい場に触れてみたり、小さな挑戦が増えたりすることを願って、『千住浪漫シティ』を立ち上げました。

まちの新しい魅力を楽しむ『千住浪漫シティ』

『千住浪漫シティ』は、北千住を楽しむ人を増やしながら、何かに挑戦したい人が一歩を踏み出しやすくなるための、仮想のまちです。オフラインとオンラインのちょうど狭間で、人の「浪漫を叶える」ことを目指して名づけられました。

【イラスト】『千住浪漫シティ』の役割。まちを楽しむ人を増やしながら、最終的にはまちで濃い時間を過ごせるようにすることを目指す
『千住浪漫シティ』の役割

挑戦を後押しするためのプロジェクトは主に3つです。

(1)千住の「B面」を発信するWebメディア

商店街や個人店の多様性が北千住の魅力の一つ。知る人ぞ知るディープなまちの魅力=「B面」にフォーカスを当てた、情報発信サイトを立ち上げます。『千住浪漫シティ』住民によるリアルなクチコミや店主の思いなどを掘り下げて伝える予定です。

(2)一歩を踏み出しやすいコミュニティ

「いいね、面白そう」「やろうよ」と言ってくれる人が身近にいると、挑戦のハードルは下がるもの。『千住浪漫シティ』ではLINEのオープンチャットを用いて、住民たちのお互いの小さな挑戦を応援し、アドバイスや相談がしあえる場をつくります。

(3)空き家紹介や事業相談

北千住は再開発が進み、至る所に新しい建物が建っていますが、空き家率が高いのが現状です。そこで〈R65〉の本業で培ってきた不動産の経験を活かし、やりたいことがあって物件が必要な人に、空き家をマッチングします。

【イラスト】仮想のまちでのネットワーキングのイメージ。北千住駅を中心に、関わる拠点が散りばめられている
リアルとオンラインで各拠点をネットワーキングすることで、まちでの挑戦のハードルを下げて一歩を踏み出す後押しする

「市民権の付与」などユニークなリターンを用意

クラウドファンディングの目標金額は120万円。ロゴ・Webサイト制作費やコンテンツ制作費として使われる予定です。

支援した方には、共にまちをつくる仲間として面白いリターンも用意されています。例えば、「千住浪漫シティ市民権」のリターンでは、『千住浪漫シティ』のコミュニティに参加できるほか、デジタル名刺付きのものも。また、「千住B面ディープツアー」のリターンでは、個性あふれる住民が北千住ならではのスポットをご案内します。

『千住浪漫シティ』の目標は、“千住”にちなんで関係人口“1010人”です。

まずは集まってきた人たち同士で、挑戦を応援しあえればと考えています。例えば、みんなで友達が新しく開いた飲食店に遊びに行く、空いている部屋を事業に貸し出す、空き家をみんなでリノベーションするなどを通じて、どんどん楽しいプロジェクトを生み出す土壌を育てていきたいです」(山本さん)

これから始まる『千住浪漫シティ』。クラウドファンディングで応援して、最初の住民になりませんか?