個と個で一緒にできること。福祉をたずねるクリエイティブマガジン〈こここ〉マガジンハウス

こここレポート

問いを持ちながら、福祉にまつわる場所をたずね、そこで感じたこと考えたことをレポートします。

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vol.012021.04.15「わからない」を笑いに変え、ツッコミで社会を滑らかにする! 「なんでそんなんプロジェクト」レポート

気づけばいつも片方だけなくなる靴下。必ず少しだけ開いている扉。 生活の中で、誰かの変わった癖に出会ったとき、「ちょっとよくわからないなぁ」と戸惑うことはありませんか? そんな癖を注意したり、呆れたり、スルーしたりもできるけど、「何それ! 面白いね」と眺めてみることもできるはず。それはその人との新たなコミュニケーションになるかもしれません。 今回ご紹介する「なんでそんなんプロジェクト」は、身近な人の一見よくわからない行為に、お笑いでいうところの「ツッコミ」をいれて面白がり、ポジティブに向き合おうという試みです。

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vol.022021.04.15頭のなかだけのダイバーシティから離れて。ダイアログ・ミュージアム「対話の森」体験レポート

「多様性のある社会を」「ダイバーシティを推進しよう」という言葉はスローガンのように繰り返されている。でも実際に「多様性のある社会」ってなに? と聞かれたとき、答えに窮してしまう自分がいる。 「いろいろな属性の人たちが集まっている社会」とか、「障害のある人も暮らしやすい社会」とそれらしいことを言うことはできる。けれど、「いろいろな属性の人たち」がどんなバックグラウンドを持つ人たちで、「暮らしやすい社会」がどのような社会なのかを実際に思い描けるかと自分に問いかけてみると、具体的な言葉はすぐには出てこない。 それなのに、多様性という言葉を頭のなかで発しただけで安心し、立ち止まって、考えるのをやめてしまってほんとうにいいんだろうか。 その疑問について考えるヒントを与えてくれたのが、東京・竹芝に2020年に誕生したエンターテインメント施設、ダイアログ・ミュージアム「対話の森」だ。 対話の森は、その名のとおり対話によって分断をつなぎ、ダイバーシティをリアルに体感することをコンセプトとしている。現在は、視覚障害のあるアテンドとともに暗闇のなかを探検する「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」(以下、ダーク)と、聴覚障害のあるアテンドとともに音声言語を使わない対話を楽しむ「ダイアログ・イン・サイレンス」(以下、サイレンス)という、ふたつのプログラムを開催している。 2021年3月、「ダーク」と「サイレンス」を実際に体験し、それぞれのプログラムのアテンドにお話を伺う機会をいただいた。今回はその体験、そしてアテンドを務めるスタッフやプログラムを一緒に楽しんだ参加者とのコミュニケーションを通して感じたことを、双方のプログラムの一部を紹介しつつレポートしたい。

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