ニュース&トピックス
『ビッグイシュー日本版』20周年を記念して、漫画単行本『ビッグマムアンちゃん』が発売。書店のほか路上販売も
書籍・アーカイブ紹介
- トップ
- ニュース&トピックス
- 『ビッグイシュー日本版』20周年を記念して、漫画単行本『ビッグマムアンちゃん』が発売。書店のほか路上販売も
15年分の「マムアンちゃん」がまとまった一冊
雑誌『ビッグイシュー日本版』の創刊20周年を記念した企画の第一弾として、『ビッグイシュー』で連載中の漫画「マムアンちゃん」を一冊に取りまとめた単行本、愛蔵版『ビッグマムアンちゃん』が発売されました。
雑誌『ビッグイシュー日本版』の創刊20周年を記念して、『ビッグイシュー』で連載中の漫画「マムアンちゃん」を一冊にまとめた単行本『ビッグマムアンちゃん』が発売。吉本ばななさんと作者ウィスット・ポンニミットさんの対談などのスペシャルコンテンツも収録。
全国の路上で販売しているビッグイシュー販売者から直接購入することもでき、その場合は売り上げの一部が販売者の収入となります。
ホームレス状態の人の自立を応援する〈ビッグイシュー〉
〈有限会社ビッグイシュー日本〉は、ホームレス状態にある人の仕事をつくり、自立を応援する企業です。「誰もが買い続けたくなる魅力的な雑誌をつくり、ホームレス状態の人たちにその販売に従事してもらう」という、1991年にイギリスで始まったビッグイシューのポリシーと仕組みを踏襲し、雑誌『ビッグイシュー日本版』を2003年9月に創刊しました。
定価450円の雑誌を、ホームレス状態にある販売者が路上で販売すると、230円が販売者の収入になります。最初の10冊は無料で提供し、その売り上げ(4500円)を元手に、以降は1冊220円で仕入れる仕組みです。
これまでの2009人が販売者として登録し、14億8920万円の収入を販売者へもたらしてきました。(2022年3月末時点)
『ビッグイシュー』と「マムアンちゃん」
『ビッグイシュー』で2007年10月に連載がスタートした四コマ漫画が、「マムアンちゃん」です。著者のウィスット・ポンニミットさん(通称・タムさん)が生み出したキャラクター、マムアンちゃんとその仲間たちの日常のできごとや気づきが、シンプルな言葉と温かいイラストで描かれています。
編集長である水越洋子さんが、タムさんのインタビュー記事や作品に出会ったことをきっかけに、2005年10月1日発売の『ビッグイシュー』の特集「アジア漫画事情」でタムさんに取材。その後、漫画の連載を依頼し、2年越しで実現しました。それまで長編のストーリーを描くことが多かったタムさんにとって「マムアンちゃん」は、はじめての四コマ漫画だったそうです。
以来「マムアンちゃん」は大人気となり、『ビッグイシュー』創刊15周年記念企画では表紙を飾り、記念Tシャツも販売されるなど、節目には欠かせない存在となりました。
コンテンツ盛りだくさんの一冊、愛蔵版『ビッグ マムアンちゃん』
今回『ビッグイシュー日本版』20周年企画第一弾として発売された愛蔵版『ビッグ マムアンちゃん』には、2007年から2021年まで、15年分の漫画173作品がオールカラーで掲載されています。
「マムアンちゃんのモデルはいますか?」「漫画のアイディアはどんな時に浮かびますか?」「人と比べて自分に自信がなくなった時、どうしていますか?」といった、読者や販売者からタムさんへの質問コーナーもスペシャルコンテンツとして収録。さらに、タムさんと長い付き合いがある小説家・吉本ばななさんとの対談、描き下ろし漫画のほか、A3ポスターも付いています。「愛蔵版」という名の通り、マムアンちゃんとその仲間たちの15年を振り返ることができる、盛りだくさんな一冊になっています。
書籍は、全国の書店ほか、路上で販売中です。販売員から購入すると、定価3200円のうち1450円が販売者の収入となります。販売の場所はビッグイシューのウェブサイトから確認できます。ぜひ、雑誌『ビッグイシュー』と併せて、買い求めてみてはいかがでしょうか。
Information
『ビッグ マムアンちゃん』
著者:ウィスット・ポンニミット
出版社:ビッグイシュー日本
発売日:2022年12月6日
定価:3200円
ページ数:200ページ
体裁:B5変形ページ
ビッグイシュー販売場所はこちらから
ご購入はこちら:ビッグイシュー日本
Information
〈こここ〉公式LINE、友達募集中!
毎週水曜日に編集部おすすめの新着記事を厳選してお届けしています。
・新着記事を確認するのは大変!
・記事のおすすめはある?
・SNSでは、追いかけきれない!
・プッシュで通知がほしい!
という方におすすめです。
友達追加はこちらから!