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ヘラルボニーが公募制コンペティション「HERALBONY Art Prize 2024」を創設。作品応募締切は3月15日
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コンペティションのロゴと募集期間が書かれた画像

ヘラルボニー初の国際アートアワードが、作品を募集中

「異彩を、放て。」をミッションに掲げる福祉実験カンパニー〈株式会社ヘラルボニー〉が、障害のある作家を対象とした国際アートアワード「HERALBONY Art Prize 2024(ヘラルボニー・アート・プライズ)」を新たに創設しました。エントリーは特設サイトより可能で、現在作品を募集中。応募期間は2024年3月15日(金)までです。

文化・芸術分野の専門家が審査員を務める本プライズは、アーティストのさらなる活躍を後押しし、才能を広く発信していきます。

「HERAL BONY Art Prize 2024」とは

ヘラルボニーは、アートを起点に新たな価値や文化の創造を目指す、福祉実験カンパニーです。国内外の主に知的に障害のある作家とライセンス契約を結び、作家の描く2,000点以上のアートデータのライセンスを管理し、さまざまなビジネスへ展開。支援ではなく対等なビジネスパートナーとして、作家の意思を尊重しながら、プロジェクトを進行し、ロイヤリティを支払う仕組みを構築しています。

これまで障害のある作家とビジネスを進めてきたヘラルボニーは、数多くの才能ある作家のキャリアを後押しする芸術賞として、「HERALBONY Art Prize」を創設しました。

スクリーン右手脇にヘラルボニー共同代表のお二人。スクリーンの前には席に記者等が座っている。スクリーンには「本当の意味で異彩が放たれた世界」という文言が、障害のあるアーティストが作品づくりをしている写真の上にある画像が、映し出されている
2024年1月31日に実施された記者発表会より

「HERALBONY Art Prize」は、国籍や年齢を問わず、世界中の障害のある表現者を対象とした公募制コンペティションです。作家に創造力を披露する場を提供し、観客のほかキュレーター、コレクター、批評家、ギャラリー・ディレクターなど多くの人に表現を届けることで、活躍を後押ししていきたいと考えています。

審査員を務めるのは、金沢21世紀美術館チーフ・キュレーターの黒澤浩美さん、東京藝術大学長の日比野克彦さん、LVMH メティエ ダール ジャパン ディレクターの盛岡笑奈さん、そして海外から、世界最大のアートフェア「アート・バーゼル」で出展実績を持つフランス・パリのギャラリー〈Galerie Christian Berst〉の創設者、Christian Berst(クリスチャン・バースト)さん。

数多くのアートに触れてきた、国内外の文化・芸術分野の専門家が、新たな才能を見出します。

審査委員4名のポートレート
「独自の視点を持ち、新たな芸術創造性があるか」「社会に新たな視点や変化を投げかけるような独創性があるか」「多様性を体現する、自由な発想があるか」の3点の審査基準をもとに、審査を行います

受賞者には賞金のほか、企業とのコラボレーション、展覧会を予定

グランプリは賞金300万円。企業賞は協賛企業の複数社から各1名選出されます。協賛企業は東京建物株式会社、株式会社サンゲツ、東日本旅客鉄道株式会社、株式会社ジンズ、株式会社丸井グループなど。受賞作品は、その企業のサービス・プロダクト・事業のいずれかに採用される可能性があります。

また、受賞作品及び二次審査に選ばれた作品は、8月上旬に都内で開催される展覧会で発表予定。ファイナリストは、多くの観客に表現を届ける機会を得ることができます。

応募締め切りは3月15日(金)

本コンペティションの応募対象となるのは、国内外で活躍を志望する、障害のある作家です。国籍・年齢・性別のほか、プロフェッショナルかアマチュアかは問いません。作家本人または所属団体や家族によるお申し込みが可能です。

応募はヘラルボニーが掲げる「異彩を、放て。」にちなみ、2024年1月31日の「異彩(イサイ)の日」よりスタートしました。3月15日(金)23:59まで特設サイト上の応募フォームで受け付けています。

ロゴ画像
HERAL BONYの“H”と、Artの“A”を組み合わせたシンボルマーク。ヘラルボニー・アート・プライズの主役である作家を照らす、スポットライトをイメージしています

審査員のひとり、黒澤浩美さんはこう呼びかけます。

“大きな発表の場に作品を出すことは勇気がいることです。しかし、チャレンジする一歩が、あなたの次を変えていく。既存のジャンルや技法・技術の殻を破り、激動の時代に自分に向かい合う、あなたの挑戦を応援しています。”

次の一歩を踏み出す大きなチャンスとなるコンペティションに、ぜひ挑戦してみませんか。