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年末の贈り物や新年の縁起物に!ユニークな“福祉発プロダクト”はいかが?
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ほかの誰ともかぶらない!?ユニークな一点もの“福祉発プロダクト”

早いもので、2025年も残りわずか。年末年始の予定を立てはじめながら、大切な人への贈り物を選んだり、部屋のしつらえを変えてみたりと、ちょっとわくわくする季節がやってきます。

ウェブマガジン〈こここ〉では、全国の福祉施設でつくられたプロダクトを紹介する「こここなイッピン」を連載中。今回はこれまで紹介してきた記事の中から、年末年始を迎えるこれからの季節にぴったりの“贈る・飾る・使う”シーンを彩るアイテムを集めました。「今年はほかの誰ともかぶらない、ユニークなアイテムを選びたい!」という方には特におすすめのアイテムを、こここ編集部がセレクトしました。

オンラインで購入できるものも多いので、プレゼント選びや年越しの準備にぜひお役立てください。

何でも叶いそうな縁起物|辻太郎「招福熊手」〈嬉々!!CREATIVE〉

嬉々!!CREATIVE(キキ・クリエイティブ)所属のアーティスト・辻太郎さんが生み出す、自由で伸びやかな世界観がそのまま熊手になった「招福熊手」さまざまな縁起物や辻太郎さんが愛して止まない海洋生物、神様、「千億万欲しい」という真っ直ぐなメッセージなどがコラージュされています。

存在感を放ちつつも、段ボールでつくられているので軽く、手のひらに収まるくらいのサイズ感なので、飾る場所を選びません。玄関やリビングに飾れば、来年の福を呼び込んでくれそう。年末年始の贈り物にもインパクト大の一品です。

お祝いの日に思いっきり巻きたい|紙ふぶき〈メジロック〉

祝いの席の高揚感をパッと広げてくれる、〈メジロック〉の紙ふぶき。カラフルな色合いと手でちぎった自然な形、そしてさまざまな質感の紙片は、手に取った瞬間にワクワクが湧いてくるよう。クリスマスパーティや新年のカウントダウン、年明けの仲間との集まりなど、大切な瞬間を特別な景色に変えてくれます。

実はこちらの商品、落ちているゴミやホコリを拾い集めて、パーッと空中に舞い上げたり、際限なく紙を細かくちぎったりといった、福祉施設を利用するメンバーの行動から生まれたのだとか。施設内ではともすると“困りごと”になってしまう行為を、外部デザイナーの視点から発想転換し、楽しさを演出するアイテムに。今では、施設内でもお祝い事の際に紙ふぶきを舞わせて、その場を盛り上げているのだそう。

プレゼントや大事なものを入れる箱にもユーモアを|ハハハノハコ〈HAHAHANO.LABO〉

思わず「ハハハ」と笑ってしまう、ユニークな言葉と手書き文字の表情が魅力の「ハハハノハコ」。贈り物を包むボックスとしてはもちろん、アクセサリーや文具を入れる小物入れ、お部屋のインテリアとしても重宝します。ギフトを贈る相手のことを考えながら、「どの言葉にしようかな」と選ぶ時間も楽しいですね!

〈HAHAHANO.LABO〉は「ハハハなコトをハハハなヒトと」を合言葉に、「オレは障がい者じゃなくて問題のある子」という息子・KANさんと、デザインを生業としていた母・二宮さんが、周りを巻き込んで始めたプロジェクト。母と子の日々の会話や、時には言い合いの中から“つい出た”KANさんのユーモラスな言葉たちが、さまざまなグッズとして展開されています。

新年のお部屋に彩りを|季節のブーケ〈アプローズ南青山〉

季節の植物をセンスよく束ねた〈アプローズ南青山〉が営むフラワーショップ〈BISTARAI BISTARAI(ビスターレ・ビスターレ)〉の、季節のブーケ。生花の瑞々しさや色合いが、空間に自然な華やぎを運んでくれます。クリスマスリースやお正月の飾り、新年のご挨拶での贈り物など、年末年始の特別な時間にやさしく彩りを添えるアイテム。オンラインで注文できるのもうれしいポイントです。

〈アプローズ南青山〉は、知的障害や精神障害、発達障害のある人たちが自分のリズムを大切にしながら働く、日本初のウェルフェアトレード・フラワーショップとして2014年にスタート。「BISTARAI(ビスターレ)」はネパール語で「ゆっくり、ゆっくり」という意味があり、ゆっくりと丁寧に完成させる作品に期待と祈りを込めてつけられています。

丁寧につくられたお盆やカトラリーで新年を迎える|手彫り角盆&角膳〈しょうぶ学園〉

〈しょうぶ学園〉の木工房が手がける、力強さと繊細さが同居する木の道具。ひとつひとつ手彫りされたお盆やお膳は、暮らしに静かな温かみを添えます。お正月料理を並べると特別感が増し、新年の食卓をより豊かに演出してくれるアイテム。長く使い続けたくなる、味わい深いプロダクトです。

〈しょうぶ学園〉の創設は1973年。1985年には、現施設長である福森伸さん主導のもと〈工房しょうぶ〉を立ち上げ、木工、陶芸、染め、刺繍、織り、和紙、園芸、パンなどの工房を設立。以来、所属するメンバーの個性を発揮できる環境づくりに取り組んでいます。こちらのお盆やカトラリーも、木材を削るのが好きなメンバーにノミやノコギリを使って自由に彫り進めてもらい、その風合いを生かしながら、スタッフがオリジナル商品へと仕上げています。