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「世界エイズデー」にあわせて「TOKYO AIDS WEEKS 2022」が開催。上映会、トーク、セミナーなど36のイベントを実施
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TOKYO AIDS WEEKSのロゴ
世界エイズデーにあわせて開催される「TOKYO AIDS WEEKS 2022」。オンラインや日本各地でさまざまなイベントが実施されます

HIV/エイズの情報発信に関わるキャンペーンやイベントが、各地で開催

12月1日の「世界エイズデー」にあわせて、その前後2022年11月15日(火)から12月15日(木)までに「TOKYO AIDS WEEKS 2022」が開催されます。

期間中、様々なNGOやグループと連携しながら開催されるキャンペーンやイベントの情報を、「TOKYO AIDS WEEKS」のウェブサイトがハブになり発信。 今年は36のイベントが、プログラムとして参加しています。

「TOKYO AIDS WEEKS」とは

「TOKYO AIDS WEEKS」は、1. 情報を多くの人たちと共有すること、2. HIV/エイズ、性感染症などへの関心を高めて感染拡大を抑止すること、3. 感染した人々も安心して暮らせる社会の実現を目指すこと、を目的に開催するイベントです。

2015年にスタートし、毎年世界エイズデーに合わせて開催しています。個々の団体が、講演会や映画上映会、コンサート、写真展など各地で同時期に開催することで、HIV/エイズに対する関心を喚起していきます。

中央にキャンペーンテーマが書かれ、周りには家や樹木など町をイメージしたイラストがぐるりと四方に描かれている
2022年の「世界エイズデー」キャンペーンテーマ。新型コロナウイルス感染症の影響で、孤立や分断が起こりうる今だからこそ、「感染している人も、していない人も、ともに社会の中で暮らしているのだ」ということを改めて伝えます

「TOKYO AIDS WEEKS 2022」イベント紹介

期間中に行われるプログラムのなかから、一部をご紹介します。

世界エイズデー展「トランスジェンダーとセクシュアルヘルス(性の健康)」(11月15日〜12月15日13:00-19:00)

厚生労働省研究班が2021年に実施した「トランスジェンダーとセクシュアルヘルス」の調査結果の一部を、〈プライドハウス東京レガシー〉(東京都新宿区)にて展示します。

またあわせて、タイでトランスジェンダーの人たちへの医療サービスの提供などに関わっているNittaya Phanuphakさん、横浜でトランスジェンダー専門外来を開設しているLUNAクリニックの池袋真医師が、「トランスジェンダーとセクシュアルヘルス」をテーマにクリニックの実践などについて語ったオンライン動画も配信しています。

映画「カミングアウトジャーニー」世界初上映&アフタートーク(12月3日14:00〜16:00)

「不安だったから手を出したし、自分に嘘をつき続けたのかもしれない」。そう語るゲイの主人公が、薬物、アルコール、セックスに依存してきた過去を、家族、友人、職場にカミングアウトした様子を撮影したドキュメンタリー映画です。

上映会はオンラインの開催で、鑑賞料は無料。上映に引き続き、主人公である福正大輔さんによるアフタートークが開催されます。

町を歩く男性の後ろ姿の写真の上に、「カミングアウトジャーニー」の白い文字がのっている

「Being & Belonging」上映+ディスカッション(12月3日17:30〜19:30)

公募により集まった、アメリカ、カナダ、韓国、アルゼンチン、コロンビア、メキシコの作家7組による作品の、映像上映会です。現代において、HIVと生きることの現実を描き出します。

ツインテールの髪型をした子どもを女性が抱きしめ、ふたりともこちらを見ている、モノクロ写真

上映イベントは、〈特定非営利活動法人akta〉による「RED awareness -アートで会話しよう-」の一部として〈ノーマルスクリーン〉と〈akta〉が主催。会場である〈コミュニティセンターakta〉(東京都新宿区)では12月1日(木)〜11日(日)の期間、花の写真と映像の展示「In Bloom」も開催されています。

花の写真の手前に、イベントタイトルと詳細が赤い背景に黒い文字で書かれている

世界エイズデーをきっかけに〜コミュニティセンター&居場所をつなぐ〜(12月3日20:00〜21:30)

HIV/エイズ予防啓発活動をしている、日本各地の団体・コミュニティセンター11箇所をオンラインでつなぎます。活動紹介やイベントのお知らせのほか、視聴者の質問にも答えます。

イベントタイトルが中央。上下に、様々な容姿の子どもや大人、カップルの絵が描かれている

ふたりぱぱ・みっつんと話そう!〜『RESPECT』とスウェーデンの性教育の今〜

スウェーデン出身の男性と同性婚をし、代理母出産によって授かった男の子をスウェーデンで育てているみっつんさんが、訳者を務めた本『RESPECT 男の子が知っておきたいセックスのすべて』のことや、スウェーデンの性教育について語ります。ゲストを迎え、日本の性教育についての話もしながらトークを展開します。

ふたりぱぱの写真と、著書の表紙などが組み合わされたイベントバナー

このほかにも、韓国・ソウルのゲイコーラスのドキュメント映画『ウィークエンズ』の上映会や、来日して間もないゲイ・バイセクシュアルの男性orトランスジェンダーの方へ安全な居場所を提供することを目的にしたカフェラウンジ、日本エイズ学会の参加報告会、性感染症予防啓発に関するオンライン講座など、さまざまなイベントが予定されています。

現地開催だけでなく、オンラインのイベントも多数企画されている「TOKYO AIDS WEEKS 2022」。ぜひこの機会に気になるイベントに参加してみてはいかがでしょうか。