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視覚や触覚でも楽しめる音楽フェス「MOVE FES.2021」が12/9に開催!10/14までクラウドファンディング実施中
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「MOVE FES.2021」は2021年12月9日に開催。メインビジュアルは本フェスのプロデューサーである武藤さんが視線入力でデザインしたもの

誰もが楽しめる音楽フェス「MOVE FES.2021」がオンラインとオフラインで同時開催

2021年12月9日(木)、〈一般社団法人WITH ALS〉が主催する音楽フェス「MOVE FES.2021 Supported by ONESTORY」が、〈TRUNK(HOTEL)〉(東京都渋谷区)の会場とオンライン配信にて同時開催されます。

「MOVE FES.2021」のテーマは、『LIGHT OF HOPE. 希望の光』。障害の有無に限らず、全ての人にとって希望の光となるイベントを目指しています。フェス開催に向けて、企画・運営費用調達のためクラウドファンディングも実施中です。

全ての人が自分らしく挑戦し続けられるボーダーレスな社会をつくる

「MOVE FES.2021」を主催する〈一般社団法人WITH ALS〉は、自身も「ALSクリエイター」として活動する武藤将胤さんが立ち上げた団体です。本フェスのプロデューサーも武藤さんが務めます。

ALS(筋萎縮性側索硬化症)は、運動神経細胞の変性によって徐々に筋肉を動かすことができなくなる疾患で、日本には約1万人の患者がいると言われています。

〈一般社団法人WITH ALS〉のビジョンは、ALSの課題解決を起点に、全ての人が自分らしく挑戦し続けられるボーダーレスな社会をつくること。エンターテイメント、テクノロジー、ヒューマンケア(介護)の分野で、様々なイベント企画やテクノロジーの開発、サービス提供などを行っています。〈MOVE FES.〉はそのひとつであり、さまざまな環境で楽しめる音楽フェスとして2016年より開催されてきました。

過去の開催時の様子

視覚や触覚でも楽しめる音楽フェス

本フェスでは、音を光と振動に変換するデバイス〈Ontenna〉を使い、視覚や触覚でも音楽を楽しめるライブステージを展開します。オンライン配信用にも数量限定でレンタル配送し、好きな場所で〈Ontenna〉を装着して音楽を楽しむことが可能です。

〈Ontenna(オンテナ)〉は、ヘアアクセサリーのように髪の毛に装着することで、振動と光によって音の特徴を知ることが出来るデバイス

その他、聴覚障害のある人のコミュニケーション支援を主目的に開発したアプリ「UD Talk」の活用や、会場内バリアフリー環境の整備なども準備中。また、要望があれば、可能な限り柔軟にそれぞれのニーズに対応することで、よりボーダーレスなフェスを目指しています。

音楽だけではなく、トークショウやポップアップショップも展開

ステージでは、バンド〈androp〉の内澤崇仁さんや、清春さん、NOBUさん、〈HOME MADE家族〉のKUROさんが登場し、演奏を披露する予定

ライブの他には、〈一般社団法人WITH ALS〉の代表を務める武藤将胤さんが眼鏡型のウェアラブルデバイスを使用して、視線でDJとVJをプレイする「EYE VDJ」や、分身ロボット〈OriHime〉が接客販売する「ROBOT POP-UP STORE」なども開催。
「ROBOT POP-UP STORE」では、手足が思うように動かせない人も簡単に、そして、スタイリッシュに着こなすことができる素材とデザインでを追求したアパレルブランド〈01 BORDERLESS WEAR〉のアイテムが販売されます。

過去の開催では、脳波で想いをラップする「BRAIN RAP」やユニバーサルファッションのランウェイなども実施している

2020年、「MOVE FES」は新型コロナウイルス感染症拡大を受けて開催中止に。今年は「難病や障害により元々イベントに訪れることが困難だった方も、COVID-19の感染拡大で外出・移動を制限されている方も、それぞれの環境で楽しめる、新しいライブ体験を創造するチャンス」と捉え、テクノロジーを駆使してイベントを実施します。

2021年10月14日まで実施しているクラウドファンディングのリターンには、配信鑑賞プランもあります。「MOVE FES」に興味を持った方は、クラウドファンディングを通して、イベントを応援してみてはいかがでしょう。

〈MOVE FES.2021〉公式映像