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多様な身体と表現を持つパフォーマーによるライブセッション「DIVE IN SHIBAURA」が2月19日・20日開催
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4にんのアーティストのしゃしんのうえに、DIVE IN SHIBAURAのもじ
第一線で活躍する多様なダンサーとミュージシャンが、一対一で対峙しながらパォーマンスを展開します

多様な身体と表現を持つ、ダンサーと音楽家によるライブセッションが開催

自らの身体と向き合いながら表現をするダンサーと、様々なフィールドで活躍する音楽家によるパフォーマンス「DIVE IN SHIBAURA」が、2022年2月19日(土)と20日(日)に、〈SHIBAURA HOUSE〉(東京都港区)で開催されます。

主催は、NPO法人LAND FES。「パフォーミングアート」「地域コミュニティ」「マイノリティ」の3つの軸を創造的に組み合わせたプロジェクトによって、パフォーミングアートの普及ならびに、多様性のある社会づくりを目指して活動を行っています。街をツアーしながらダンサーとミュージシャンによるライブセッションを体験するパフォーマンスイベント「LAND FES」の開催や、ダウン症のある子どもとアーティストが共にダンスや音楽を創り上げるワークショプ「音(お)っとっと」などを主催してきました。

今回のイベント「DIVE IN SHIBAURA」に出演するのは、LAND FESがセレクトしたダンサーとミュージシャン、計12名。ダンサーと音楽家がペアになり、お互いを感じながらパフォーマンスを繰り広げます。

独自の表現を追究する、バラエティ豊かなダンサーとミュージシャンが共演

本公演では、ダンサーと音楽家のペアが2日間で各日3組ずつ出演します。

2月19日(土)に出演するのは、大前光市(おおまえ こういち)さん×横手ありささん、かんばらけんたさん×植野隆司(うえのたかし)さん、新倉壮朗(にいくら たけお)さん×梅津和時(うめづ かずとき)さんの3組。

大前光市さんは、交通事故により義足となったダンサー。パラリンピックの閉会式や、歌番組やCMなどのメディアでも力強いダンスを披露しています。今回は、ポップス・現代音楽・JAZZ・伝統音楽など、様々なジャンルを取り入れて創作活動を行うシンガーソングライターの横手ありささんとパフォーマンスします。

しろいいしょうをきて、ぎそくのひだりあしをあげ、りょうてをひろげてたっているおおまえさん。みぎをむき、かいがらをりょうてでみぎみみにあてている、よこてさん。
大前光市(左)、横手ありさ(右)

車椅子ダンサー・サーカスパフォーマーのかんばらけんたさんが共演するのは、ポップユニット「テニスコーツ」としても活動するミュージシャンの植野隆司さん。ギターを中心に、サックスやラップにも挑戦する植野さんとどんなコラボレーションが生まれるのでしょう。

くるまいすをりょうてでつかみ、からだをちゅうにうかせている、かんばらさん。みどりをはいけいに、ななめまえをむいてすわっている、うえのさん。
かんばらけんた(左)、植野隆司(右)

新倉壮朗さんは、アフリカン・ドラム、ピアノ、マリンバなど様々な楽器を演奏する、ダウン症のミュージシャンです。サックス、クラリネット奏者として、ジャズやロック、クレズマー音楽など幅広く日本の音楽シーンを牽引してきた梅津和時さんと、ジャンルを横断したセッションを行います。

オレンジいろのいしょうをきて、たいこをたたいている、にいくらさん。サックスをふいている、うめづさん。
新倉壮朗(左)、梅津和時(右)

2月20日(日)に出演するのは、森田かずよさん×寺尾紗穂(てらお さほ)さん、矢荻竜太郎(やはぎ りょうたろう)さん×巻上公一(まきがみ こういち)さん、雫境(だけい)さん×灰野敬二(はいの けいじ)さんの3組。

〈こここ〉で連載「森田かずよのクリエイションノート」を担当している森田かずよさんは、「二分脊椎症・側湾症」を持って生まれ、18歳から表現活動を行っているダンサー・俳優 です。映画への楽曲提供やCM制作、パフォーマーとの共演、フェスの主催など多方面で活躍するシンガーソングライターの寺尾紗穂さんの演奏で踊ります。

しろいドレスをきて、みぎうえをみあげ、りょうてをそちらへのばしている、もりたさん。マイクのまえでピアノをひいている、てらおさん。
森田かずよ(左)、寺尾紗穂(右)

ダウン症のあるダンサー 矢荻竜太郎さんは、ロックバンド「ヒカシュー」のリーダーで、テルミン、口琴の演奏の他、ボイスパフォーマーとしても知られている巻上公一さんと共演。即興を得意とする矢荻さんの、今ここで生まれるパフォーマンスに注目です。

きみどりのTシャツをきて、めをとじてうえをみあげ、くびのまえにりょうてをかさねている、やはぎさん。きのまえで、てをむねのまえにあててたっている、まきがみさん。
矢萩竜太郎(左)、巻上公一(右)

ろう者で舞踏家の雫境さんは、ユニットグループ「雫」として国内外でパフォーマンスを行っています。ギター、パーカッション、管弦楽器、DJ機器など、様々な楽器を用いて精力的に演奏活動を行う灰野敬二さんとどんな化学反応が起こるでしょうか。

じょうはんしんはだかで、くろいズボンをはき、ちゅうごしで、ひだりがわをみてゆびさしている、だけいさん。サングラスをかけてしたをむいてえんそうしているようすの、はいのさん。
雫境(photo by m.yoshihisa)(左)、灰野敬二(右)

自分の身体や表現に向き合いながら、それぞれのスタイルを追究するパフォーマーが一同に介する貴重な機会。 第一線で活躍するアーティストたちの、ここでしか観られないコラボレーションを体験しに、ぜひ会場に足を運んでみませんか。