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“大きな食卓”を掲げる〈GOOD NEWS〉、コンセプトショップを品川に。「バターのいとこ」など販売
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品川の店舗外観。右側に自動販売機がある
「バターのいとこ」で知られる〈GOOD NEWS〉の店舗が、東京・品川駅構内にオープンしました

グランドオープンした「GOOD NEWS」のコンセプトショップ一号店が東京に誕生

“食”をテーマに、地域の社会課題を解決することを目的として事業を営む栃木県・那須の〈株式会社GOOD NEWS〉。観光、農業、福祉を掛け合わせて運営する施設「GOOD NEWS」のコンセプトショップ一号店「GOOD NEWS TOKYO エキュート品川店」を、2022年8月に東京・品川駅構内にオープンさせました。

この新店舗では、那須生まれの新銘菓「バターのいとこ」、フードロスの解決を目指した菓子「ブラウンチーズ ブラザー」、スパイスカレーパン「コナとスパイス」の3ブランドが販売されています。

さらに無人で早朝・深夜の購入にも対応できる店舗として、「NO SLEEP SHOP バターのいとこ自動販売機」が登場。営業時間(10:00〜20:00)外でも購入ができるようにすることで、多様な働き方を支えます。

あらゆる背景を持つ人たちがつながる“大きな食卓”を目指して

今回新店舗をオープンした〈GOOD NEWS〉は、食をテーマに商品づくりやまちづくり、仕組みづくりを行う企業です。“大きな食卓”というビジョンのもと、あらゆる背景を持った人たちが食を通じてつながる場をつくろうと、栃木県・黒磯エリアを拠点に活動しています。

看板商品「バターのいとこ」は、牛乳からバターをつくる過程で生まれるものの、安価に販売されてしまう「無脂肪乳」の価値を高めるために誕生。障害のある人とない人が同じ工場で、互いの得意・不得意を補う形で生産を行っています。

“ふわっ、シャリッ、とろっ”の3つの食感が楽しいお菓子として、近年人気を集めるようになりました。

左側に袋に入ったバターのいとこ。右側に箱とバターのいとこが3枚並んでいる
東京・代々木八幡の人気レストラン「PATH」のオーナーシェフ、後藤裕一氏監修の元つくられた「バターのいとこ」。フランスの地方菓子「ゴーフレット」をベースに、無脂肪乳のミルクジャムを挟んだ、新感覚なスイーツです

サステナビリティと食をテーマにした複合施設「GOOD NEWS」

2022年7月、〈GOOD NEWS〉は、持続可能なまちを目指す施設として、那須高原に「GOOD NEWS」をグランドオープンしました。

地域の観光拠点でもある那須街道とりんどうラインをつなぐエリアに、「バターのいとこ」などのカフェがある「GOOD NEWS DAIRY(デァリー)」、環境に配慮した事業に取り組むコーヒーロースタリーやアウトドアショップが並ぶ「GOOD NEWS NEIGHBORS(ネイバーズ)」、地域の食材を活かしたメニューを味わえるレストラン「GOOD NEWS LOCAL RESTAURANT(ローカルレストラン)」などが並びます。

イラストで描かれた地図。施設が紫、ピンク、黄色、青などで色分けして描かれている
「森との共生」をキーワードに、施設全体で生ゴミの堆肥化や、飲食店でのリユースカップの活用など、自然に配慮したアクションに取り組んでいます

また施設のオープンにあわせて、就労継続支援A型事業でもある「バターのいとこ」の工房は、「GOOD NEWS FACTORY(ファクトリー)」として約10倍の規模に拡大。さらなる雇用を生み出し、那須の観光と農業に福祉を合わせた、“観福農”連携によるまちづくりにチャレンジしています。

工房でバターのいとこを手にとって作業している人が二人並んでいる
工房では、200人規模のインクルーシブな雇用を生み出すことが目指されています

働く人にもお客さんにも優しいお店を目指した「GOOD NEWS TOKYO」

今回、東京・品川駅構内に誕生した「GOOD NEWS TOKYO」は、那須の「GOOD NEWS」を体現した、コンセプトショップの一号店です。

取り扱うのは、看板商品「バターのいとこ」。牛乳からチーズをつくる過程で出るホエイ(乳清)を使った“ブラウンチーズ”を、お菓子の主役にした新商品「BROWN CHEESE BROTHER(ブラウンチーズブラザー)」。そして、人気レストランのオーナーシェフと開発したスパイスカレーパン「コナとスパイス」です。

また今回、「働く側にもお客様にも優しい社会」を目指して導入されたのが、「NO SLEEP SHOP バターのいとこ自動販売機」。無人でも、早朝や深夜でも簡単に商品を購入することができる自動販売機を導入することによって、時間にとらわれず、それぞれの生活スタイルに合わせて楽しむことができるお店を提案しています。

※改札内のため、駅構内クローズからオープンまでの時間は利用できません。

自動販売機が2台並び、そのうえに「NO SLEEP SHOP」の文字
自動販売機では、「バターのいとこ」の定番、ミルク味やチョコ味に加えて、期間限定の塩キャラメル味やあんバター味、「いとこのラスク」なども購入できます

これまでの店舗と違い、時間による制約で足を運ぶことが難しかった人も気軽に商品を入手することができそうです。手土産や贈り物にもぴったりな「バターのいとこ」。ぜひお店や自動販売機を利用してみてはいかがでしょうか。