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多様なルーツを持つ人との協働で“まちの映画”をつくる!「KINOミーティング #2 葛飾」ワークショップ参加者を募集中
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まちを歩く映像ワークショップ「KINOミーティング」メンバー募集中!#2のフィールドは「葛飾」と書いてあるイメージ画像

さまざまな背景を持つ人と協働し、ドキュメンタリー映画を制作するワークショップ

海外に(も)ルーツを持つメンバーが集まり、東京のさまざまなエリアを巡りながら、“まちの映画”をテーマにしたドキュメンタリー作品をつくるプロジェクト「KINOミーティング」。

現在、11月からスタートする第2回のワークショップに参加するメンバーを募集しています。

今回巡るフィールドは東京の「葛飾」。2022年11月18日(金)を初日とした計4日間のワークショップに参加し、自身の手で映画制作を行ってみませんか?

3人の参加メンバーがカメラを回す様子
2022年7月に行われた「KINOミーティング #1 池袋」のフィールドワークの様子

「KINOミーティング」とは?

東京の芸術文化の創造・発信を推進する〈アーツカウンシル東京〉が、地域社会で活動を行うNPOとともに、社会に対して新たな価値観や創造的な活動を生み出すために展開している「東京アートポイント計画」。そのプロジェクトのひとつとして2022年の4月にスタートしたのが「KINOミーティング」です。

海外に(も)ルーツを持つ人たちを対象とした映像作品づくりのワークショップを開催し、参加者が自身のルーツに向き合ったり、生活圏や属するコミュニティとの関係性を再考するきっかけにしたりすることを目指しています。そのなかで、ルーツが異なる人々との協働や、新たなコミュニケーションが生まれる場づくりをテーマにしたプロジェクトです。

ちなみに「KINO」とは、ドイツ語をはじめとしたさまざまな言語で「映画」「紀行」「旅」といった意味を持つ言葉。本プロジェクト名には、「場所(エリア)を移動しながら、映画や映像という媒体を使っていく、そのプロジェクトの過程でさまざまな人々と出会い、対話する」という意味が込められています。

「#2 葛飾」のワークショップの概要

今回のワークショップで巡るフィールドは、東京都の北東部に位置し、松竹映画『男はつらいよ』シリーズの舞台や、〈柴又帝釈天〉の所在地としても知られる「葛飾」。

ワークショップで巡る「葛飾」のマップ
オレンジで示されたエリアを巡ります!

参加メンバーは、11月18日(金)、19日(土)、26日(土)、12月10日(土)の計4日間のワークショップで、さまざまなバックグラウンドを持つメンバーとグループを組んでまちを歩き、話し合い、協力しながら映像作品をつくります。

参加者は、何かしらのかたちで海外に(も)ルーツを持つ人が対象となります。映像制作の経験がなくても大丈夫。また、英語や中国語を話せるスタッフが同行するため、日本語に自信がない方でも参加は可能です。

異なるルーツを持つ人との協働に興味がある、自分のルーツについて考えてみたい、東京のことをもっと知りたい、映像作品をつくってみたい、フィールドワークやインタビューを行ってみたいという方を募集しています。

池袋をめぐるワークショップに参加したメンバーが話し合う様子
今葛飾に住んでいる人、昔住んでいた人、学校や職場がある人、好きなお店がある人、友だちが住んでいる人など、今回巡るエリアに所縁がある人だけでなく、葛飾を訪れたことがない、よく知らない、という人でも参加は可能です

初日の18日はオンラインにて開催し、残りの3日間は葛飾エリアを巡りながら映像・写真・音声を撮り溜めるフィールドワークを実施。

参加メンバーとその土地にまつわるエピソードを語り合いながら、参加者の記憶や独自の視点を映像化することで、多様性のある、新しい“まちの映画”が生まれるかもしれません。

そして、ワークショップ最終日には上映会を開催し、それぞれが制作した作品をお披露目します。

参加申込締切は11月5日(土)。ご興味のある方はお急ぎください!

海外にツールを持つ人の“共通点”と“差異”の発見につながった「#1 池袋」編

2022年7月には、池袋・板橋・大山・要町をフィールドとした第1回目のワークショップが開催されました。

日本語が得意な人、そうでない人、映像制作に興味がある人、海外にルーツを持つ人と出会いたいという人など、さまざまな言語レベルや目的を持った7名が参加となりました。

3名1組となり、インスタントカメラ、大型カメラ、録音機材などを活用しながら、まちなかから自身のルーツを見出すインタビューワーク、その内容に合う映像の撮影・編集作業を行い、3本の映像が完成。

ワークショップを通じて、海外にルーツを持っているという“共通点”と、映像作品をつくる過程で見えてくる“差異”が交じり合い、よき刺激となって、参加者それぞれが自身のルーツについて見つめ直す機会になったのだとか。

「#1 池袋」のワークショップで制作された動画のひとつをご紹介!

自分とは異なるルーツを持つ人とコミュニケーションをとろうとするとき、言語や文化の違いなど、何かしらのハードルを感じる人は多いのではないでしょうか。そして、そのハードルはどうやったら乗り越えていくことができるのでしょうか。「KINOミーティング」への参加で、そういった多様な人との関わり方についてのヒントが見つかるかもしれません。

#2への参加が難しくても、今後も都内のさまざまな場所でワークショップを展開していく予定です。ご興味のある方はSNSなどで情報をチェックしてみてくださいね。