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活動10周年をむかえたNPO法人リベルテ。地域に向けた発信を強化するためのマンスリーサポーターを募集中!6月18日まで
活動紹介

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リベルテに関わる人の写真4枚がレイアウトされた画像に、クラウドファンディングのタイトルと期間などが書かれている

地域や社会へ向けた発信を強化するための支援者募集

長野県上田市を拠点に活動する〈特定非営利活動法人リベルテ〉が、2023年6月18日までマンスリーサポーターを募集しています。障害のある人たちと共に行うアートプロジェクトの発信を強化するための支援者募集で、目標人数は30名。寄付金は、取り組みを伝える「通信」の発行や団体の広報運営など、地域や社会へ向けた発信へ使われます。

〈リベルテ〉とは

〈リベルテ〉は2013年4月に設立し、今年10周年を迎えたNPO法人です。法人の名前は、フランスの詩人ポール・エリュアールの詩「Liberté自由」に由来し、障害のある人たちとともに、日々の何気ない「自由」や「権利」を尊重していける社会や人、関係づくりを行うことを目指して活動しています。

現在、障害のある人を対象に、アート活動を行うアトリエ「スタジオライト」を市内に3箇所展開。メンバー(通所者)がつくったアート作品やグッズ、クッキーの販売などを通して、アートの力を通して福祉を地域へ開いていく試みを行っています。

リベルテの集合写真

メンバーと地域住民が交流するアートプロジェクト

2021年春に、「路地の開き -リベルテの拠点『roji』の庭を使った文化と交流づくり事業-」がスタートしました。初年度はアトリエのひとつである「roji(路地)」の庭を、障害を持つメンバーと地域住民が一緒に公園として再生する取り組みを行いました。

庭に集まっている様子
アトリエ「roji(路地)」の庭。ガーデナーの協力も得ながら、誰もが楽しめる公園へと生まれ変わった

2022年度はこれまでの取り組みに加えて、活動を街へ開いていくプロジェクト『花とひらく 〜路地を開き、ちんどんパレード〜』を実施。アトリエ「roji(路地)」からシアター&ゲストハウス〈犀の角までの1キロ強の道のりを、メンバー、地域住民、上田市でコロナ禍をきっかけに立ち上がったソーシャルコミュニティ「のきのした」の参加者が入り混じって練り歩きました。総勢50人以上の人々が楽器を演奏したり、大道芸を披露したり、手製のお面をつけたりしながらパレードを行い、通りすがりの人にドライフラワーの花束を手渡すことで、メンバーと地域の方が交流する場面が街の様々な場所で生まれました。

座っている人にパレードの参加者が花を手渡している
道行く人に花束を手渡す参加者 (写真:藤澤智徳)

2023年は、「食」をテーマとした新しい拠点づくりを、メンバーと地域の人が一緒になって作る予定です。

マンスリーサポーター募集

10年間の活動やアートプロジェクトを通して地域の中で活動が認知され、出会う人が増えるなかで、現在〈リベルテ〉が力を入れたいと考えているのが、地域や社会に向けた取り組みの発信とコミュニケーションの強化です。広報スタッフを配置するために、毎月決まった額(500円〜1万円)を定期的に支援するマンスリーサポーターを募集しています。

広報スタッフは、自治体や寄付者に向けた「通信」の発行や団体の広報運営を担当する予定です。

寄付金の使い道が書かれたスライド

代表の武捨和貴(むしゃ かずたか)さんは、地域の人から自治会経由で「利用者が独り言を言っていて怖い」「一人で出歩かせないでほしい」という意見や要望があったことや、それを知ったご近所の方が「〈リベルテ〉は立派な仕事をしている場所だから」と味方になって励ましてくれたエピソードに触れて、こう述べます。

“施設の外側で、同じ地域の人が、僕たちと同じ方向に立って、そして必要だと行動してくれた人がいることに深く感動したと同時に、その人にそう言わせてしまった、地域へのコミュニケーション不足にこそ向き合わないといけないと思いました。(中略)施設の中でケアが執り行われるのではなく、地域の中でケアし合う関係を自然と生まれるよう仕掛け、社会を変えていくことをリベルテは目指しています。”

メディアを通じてどのように地域との関係性を育むのか、これからの取り組みも楽しみな〈リベルテ〉。活動が気になった方は、ぜひマンスリーサポーターになって応援してみませんか?