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謎解きをしながら「福祉」や「介護」を学ぶ。小・中学生向けイベント「Mystic Minds」が12月3日〈水戸オーパ〉で開催

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「Mystic Minds」の謎解きに取り組む女の子の写真

全国で開催が広がる謎解きイベントが「三重」と「茨城」にやってくる!

さまざまなミッションをクリアしながら謎を解き、そのなかで「福祉」や「介護」に触れて学ぶ“医療福祉系”謎解きイベント「Mystic Minds(ミスティックマインズ)」が、2023年11月5日(日)に三重県鈴鹿市、12月3日(日)に茨城県水戸市にて開催されます。

主な対象者は、小・中学生を中心とした子どもたちとその保護者。参加費は無料です。

「医療福祉系謎解きイベント Mystic Minds」と書かれたロゴマーク

2016年以降、全国各地で計14回開催されている「Mystic Minds」。“新感覚”の謎解きイベントとして大好評を博しています。

コロナ禍以前に大型商業施設で行われた際は、1日あたり平均500人の集客を記録。近年は行政機関や社会福祉法人などとも連携し、各地での開催が広がっています。

クリアするミッションは、介護や福祉に基づく体験⁉

まちや商業施設が丸ごと舞台となり、謎解きのヒントが隠された福祉施設や各店舗でさまざまな体験をしながらミッションをクリアしていく「Mystic Minds」。

ヒーローが登場したり、冒険がテーマになっていたりと、子どもたちに馴染みのある世界観が演出されています。ですが、そこでクリアしていくミッションは、介護や福祉に基づくリアルな体験ばかり。

「耳が聞こえにくい状態でコミュニケーションをとる」「車椅子に乗ってキーワードを探す」「手が動きにくい状態で食事をする」「手話で意思疎通を図る」など、高齢者や障害のある人の目線に立つ体験がミッションとなっており、子どもたちは介護や福祉に触れながら、それらのお題をクリアし、謎解きヒントを得ていきます。

「Mystic Minds」に登場する5人のヒーローのイラスト
「19XX年。世界の平和は、伝説のヒーロー『アビリティーズ』によって守られていた。しかし、いつしか彼らは忽然と姿を消してしまった。そして20XX年。再び市民の生活に脅威が訪れる。この世界をもとに戻すことが出来るのは、『アビリティーズ』だけ!再び元の世界を取り戻すため、あなたは『伝説のヒーローたち』を探す旅に出る・・・」(STORYより)

各ブースには地域の医療福祉従事者を中心としたスタッフも常駐。小さな子どもや、謎解きが苦手な方など、参加者の状態に合わせたサポートも行われます。

さらに、車椅子の快適な操作方法、相手を不安にさせない介助の声かけなどのレクチャーも。実生活に役立つ体験や、介護や福祉に関心が持てるような体験が用意されています。

目隠しをして小さな箱を手にし、謎解きに取り組む男性参加者の写真
ガタガタの障害物を前にする、車椅子に乗った女性参加者の写真

参加者の90%以上が「介護や福祉に興味を持った」という結果に

「Mystic Minds」が企画された背景には、日本が抱える大きな社会問題が関係しています。

団塊世代が75歳以上となる2025年、3人に1人が高齢者になる2040年と、“超”高齢化社会が目前に迫る日本。介護や福祉の現場における人材確保や体制の構築などが早急な課題となっています。

一方で、いずれ未来を担う立場となる子どもたちは、生活のなかで介護や福祉に関する情報に触れる機会が少なく、身近とは言い難い状況にあります。「よくわからない」「なんとなく近寄りがたい」というイメージが先行してしまえば、それらの仕事が将来の選択肢に入りにくくなるという懸念も。

そのような状況を受けて企画されたのが「Mystic Minds」です。

「過去のアンケート結果(2019~2023年合計)」と題され、「参加のきっかけ」「高齢者・福祉への興味」の結果が示された円グラフ

イベントを楽しんだ方へのアンケートによると、参加のきっかけは「謎解きに興味がある」という方が約60%。そして、参加後には90%以上の方が「高齢者・福祉について勉強したい」または「高齢者・福祉への興味を持った」と回答。

イベントへの参加をきっかけに、福祉や介護に関する興味や関心、意識が変わったという人も多くいるようです。

医療福祉のクリエイティブ・カンパニー〈ウブドベ〉が主催

このユニークなイベントを企画・主催するのは、医療福祉エンターテインメントを手掛けるNPO法人〈Ubdobe(ウブドベ)〉。医療や福祉の専門性と、難病や障害の当事者性を活かしたコンテンツづくりを通じ、多様な人々の積極的社会参加を実現する、社会課題解決型クリエイティブ・カンパニーです。

これまでに、障害の有無を超えて音楽とカルチャーを通じてあらゆる人々が空間を共有する実験的クラブイベント「UNIVERSAL CHAOS -Reunite-」、ゲーム感覚で楽しみながらリハビリできるツール「デジリハ」、全国各地の福祉施設と、福祉に興味がある人をマッチングする「福祉留学」など、さまざまなコンテンツを企画・提供してきました。

また、同法人がスタートさせた“移動支援”を行う福祉事業所〈WASSUP(ワサップ)〉では、障害のある人とともに音楽フェスを楽しむ「野外フェス参加サポート」を実施するなど、続々と新企画を生み出しては実現させています。

福祉や介護の現場で大きなインパクトをもたらす〈ウブドべ〉。〈こここ〉でもその活動をさまざまにご紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

さて、11月5日には三重県鈴鹿市の〈イオンモール鈴鹿〉にて「Mystic Minds」が開催されます。定員は150組(1組6名まで)、参加費は無料です。(※受付は終了いたしました)

12月3日には茨城県水戸市の〈水戸オーパ〉にて開催が予定されています。詳細はWebサイトやSNSにてご確認ください。

人気イベントにつき、早々に満席となることも。お申込みはお早めにどうぞ!

バンドを巻き付けて動きづらくなった手でスプーンでものをすくう参加者の写真