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7/2から開催!〈21_21 DESIGN SIGHT〉企画展「ルール?展」
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かんしょうのるーる
本展では来場者それぞれに展覧会鑑賞の個別のルールが与えられます。従うか、守るか、破って新しいルールを生みだすのかはあなた次第。ルールの存在によって生まれる振る舞いの面白さを会場で体験してみてください
画像:佐々木 隼(オインクゲームズ)

企画展「ルール?展」が、〈21_21 DESIGN SIGHT〉ギャラリー1&2(東京都港区)にて2021年7月2日(金)から開催されます。

展覧会ディレクターは、法律家の水野 祐さん、コグニティブデザイナーの菅 俊一さん、キュレーターの田中みゆきさんの3名が務めます。本展は、3名それぞれ独自の視点を融合させて、新しいルールの見方・つくり方・使い方とこれからの展覧会のあり方を共に考える試みです。

遠藤麻衣「アイ・アム・ノット・フェミニスト!」(写真:藤川琢史、宮澤 響)

社会の一員として、ルールとポジティブに向き合う力を養う展覧会

社会に生きる私たちは、日常の中でさまざまなルールに囲まれて暮らしています。憲法や法律、社会基盤となる公共インフラやサービス、文化的背景に基づいた規則やマナー、または、家族や個人に無意識に根付く習慣など、ルールは多岐に渡り私たちの思考や行動様式を形成しています。

それらのルールは今、産業や社会構造の変化、テクノロジーの進化などに伴い、大きな転換を迎えています。

ルールは実態が捉えにくく、形式的になりやすいものです。だからこそ、「私たち一人ひとりが身の回りにあるルールを意識し、存在を疑い、自分ごととして捉えることが求められているのではないか」と本展は問いかけます。

そしてさまざまなルールを認識し、アップデートを続けることで、私たちの社会とその未来の可能性をよりオープンで豊かな方へ押し広げていくことを試みます。

一般社団法人コード・フォー・.ジャパン「シビックテックハッカソン『Social Hack Day』」の様子(参考イメージ/画像:大竹沙織)
NPO法人スウィング「京都人力交通案内『アナタの行き先、教えます。』」(撮影:成田 舞)

展示を通して考える、これからの時代に合わせたルール

本展では、さまざまな個性や特性を持つ私たちがこれからの社会で共に生きるためのルールを、デザインを通してどのように形づくることできるのか、多角的な視点から探ります。

例えば、時代に合わせて法や規則を更新すること、ルール形成から溢れがちな少数意見を取り入れる方法を考えます。

また、データを読み解いて社会を俯瞰し、市民がテクノロジーを活用して社会課題の解決に取り組むシビックテックや、新たな創造や可能性のきっかけとなる制約、人々の振る舞いによって生まれる法則や習慣にも着目しています。

本展には、石川将也+nomena+中路景暁、遠藤麻衣、一般社団法人コード・フォー・ジャパンなど計14組の作家が参加します。未来を形づくる一員としてそれぞれの作品を楽しみながら、これからの社会に求められるルールを考えてみませんか。

丹羽良徳「自分の所有物を街で購入する」(撮影:Tetsu Nakahori)