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見えづらい困りごとを語り合う「春のスナックAllright」を4月4日(土)に開催! ハッタツソンフェス・スピンアウト企画
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春のスナックAllrightのサムネイル画像

誰もが「そのまま」を肯定できる時間を生み出す対話イベント

4月2日の世界自閉症啓発デーと発達障害啓発週間にあわせ、2026年4月4日(土)に対話イベント「春のスナックAllright」が大阪・梅田で開催されます。「誰もが、何かの当事者」をテーマに、さまざまな特性のある人々が集い、ゆるやかな対話を楽しむ一夜限りのスナックです。

本イベントは、発達障害に関する社会課題の解決に取り組むイベント「ハッタツソンフェス」のスピンアウト企画として実施されます。通信販売会社〈株式会社フェリシモ〉が展開する「オールライト研究所」と、ハッタツソンフェスを運営する〈合同会社Ledesone〉、〈さくらインターネット株式会社〉が展開するオープンイノベーション施設「Blooming Camp」によって企画されました。

誰もがほっと一息つき、自分の「そのまま」を肯定できる。そんな時間と場所をつくりたいという思いで昨年生まれた「スナックAllright」の、3回目の開催となります。

フェリシモ「オールライト研究所」主導の対話イベント

「スナックAllright」のスタートは、2025年9月です。「Blooming Camp」のメンバーシップに、ファッションや生活雑貨などを扱う〈フェリシモ〉のプロジェクト「オールライト研究所」の研究員が参加していたことをきっかけにスタートしました。

同研究所は、弱みや苦手やコンプレックスに悩まず、「そのままでたのしい、そのままがたのしい暮らし」と思える社会づくりを目指して活動しています。『マイノリティデザイン』(ライツ社)の著者で、ゆるスポーツの普及などにも取り組むコピーライター・澤田智洋さんを「ゆる研究員」として迎え、障害や麻痺などにより服の着脱に困難を抱える人のための、前後や裏表の区別なく着られる「表裏のない世界」シリーズの開発などに取り組んできました。

初開催のスナックAllrightでは、発案者である「オールライト研究所」の企画のもと、視覚障害のある6名を含む約30名が参加。「ゲーム大会」では、〈参天製薬株式会社〉の協力により視覚障害を追体験するワークショップが実施され、音声クイズやチョコレートの味当てクイズ、音声ストーリークイズなど、五感を使ったさまざまなコンテンツが行われました。

また「ゆるりとおしゃべりタイム」では、参加者同士がリラックスした雰囲気のなかで、普段は話しづらいことや聞きにくいことを語り合いました。

【写真】バーカウンターの前に椅子とテーブルがならび、モニターに写されたプレゼンテーターの資料を参加者が眺めている

続く12月に行われた第2回では、〈フェリシモ〉が20年以上行ってきた、障害のある人とのモノづくりプロジェクト「C.C.P」メンバーがインプットトークを担当。そこから「みんな、何かのマイノリティ」をテーマに、この日もお酒と食事を楽しみながら、和やかに対話していく時間が生まれたといいます。

それぞれの「過ごしやすさ」と「見通しの良さ」を語り合う第3回

2026年4月4日(土)の「春のスナックAllright」は、前日に行われるイベント「ハッタツソンフェス」のスピンアウト企画として開催されます。

ハッタツソンフェスは、発達障害や見えづらい困りごとを起点に取り組む企業・団体・個人の事例を多くの人に知ってもらい、社会へ広く浸透させることを目的としたイベントです。世界自閉症啓発デーおよび発達障害啓発週間にあわせ、2022年から毎年開催されています。

今年のハッタツソンフェスのテーマは、「選択肢のある、見通しのいい世界をともに」。このテーマを、よりフラットに、より身近な形で深掘りする場として「春のスナックAllright」が企画されています。

当日は、ハッタツソンフェスのスタッフとの対話も予定されています。当事者の視点から見た「過ごしやすさ」や「見通しの良さ」について、実体験を交えながら話を聞くことができます。

また「本日のおつまみ」には、奈良市を拠点に入所施設やグループホームなどを展開する〈社会福祉法人 青葉仁会〉による鹿肉シチューや猪肉のガパオ、自家栽培のブルーベリーと米糀を使った甘酒が登場。さらに、神戸市東灘区を拠点に福祉×デザインで仕事を生み出す〈ヤドリギ商店〉のグリッシーニも提供されます。それぞれの製品の背景にあるストーリーに触れながら、参加者同士の交流を楽しめる時間となりそうです。

【写真】
〈ヤドリギ商店〉のグリッシーニ

インクルーシブデザインやアクセシビリティを考える「ハッタツソンフェス2026」もあわせて

今回のスピンアウト企画は、社会貢献活動に積極的な〈フェリシモ〉メンバーと、発達障害に関わる社会課題解決に取り組む〈Ledesone〉代表の常岡天祐さんが、大人の発達障害をテーマにするフリーペーパー 『凸凹といろ。』の誌面で対談を行ったことも一つのきっかけとなっています。常岡さんたちの主催する、2026年4月3日(金)の「ハッタツソンフェス2026」の本イベントも注目です。

オープニングセッション「海外で“アクセシビリティ”が制度になった道のりと、認知の多様性のこれから」には、7年以上の専門知識と12年にわたるプログラムマネジメントの経験を持つ、国際的に認められたデジタルアクセシビリティのリーダー、Jaunita Flessas(ファニータ・フレサス)さんが登壇。米国・EU・豪州の事例を通じて、当事者の経験がどのように社会のルールになっていったのかをたどりながら、近年注目が高まる「認知の困りごと(理解・記憶・注意・読み書き・不安など)」について触れていきます。

そのほかにも、大学による取り組みを紹介するセッションや、『わたしは書体デザイナー』の著者である、〈株式会社モリサワ〉高田裕美さんによるUDフォントの取り組み紹介など、さまざまなプログラムが予定されています。

2025年のダイジェスト動画

スピンオフ企画と本イベントをあわせて参加することで、テーマへの理解をより深めることができそうです。ぜひ足を運んでみてください。