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福祉事業所の魅力あふれる商品が大集合!東京都板橋区で「ス~ハ~マーケット2023」が毎月開催
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【写真】Tシャツや雑貨が陳列されている店内の様子
東京都板橋区で開かれているス~ハ~マーケット

プロダクトの魅力や、つくられた背景をたっぷり伝えるマーケット。出店者募集中!

さまざまな福祉事業所の製品を集めて販売する「ス~ハ~マーケット2023」が、東京都板橋区の〈TOKYO SOCIAL DESIGN〉にて毎月開催されています。商品の魅力はもちろん、つくられた背景や制作者の個性をたっぷり伝える場です。出店者も募集中!

ス~ハ~と肩の力を抜いて。オリジナリティあふれるプロダクトとの出会い

バッグ、クッキー、カレンダー、アクセサリーから、一見しただけでは使い道が分からない、ちょっと不思議なものまで。「ス~ハ~マーケット」は、板橋の商店街にあるギャラリーにて、福祉事業所の利用者が手掛けた雑貨やアート作品を販売するイベントです。スーパーになりきれなくても、ス~ハ~と息を吸い、力を抜いて、気軽な気持ちで遊びに来てほしい。そんな思いが込められています。

【写真】商品棚に陳列された、フルーツをモチーフにしたポーチやヘアゴム
フルーツをモチーフにしたポーチやヘアゴム

2021年8月に東京・日本橋の〈コレド室町〉と〈TOKYO SOCIAL DESIGN〉の2会場で開催したのがスタート。今年8月、〈TOKYO SOCIAL DESIGN〉での定期開催イベントとして帰ってきました。「良質でオリジナリティあふれる製品を知ってほしい」「日々現場で奮闘している福祉事業所のスタッフさんを応援したい」との思いが込められています。

商品のバリエーションも事業所のカラーも、多種多様。過去には、丁寧に紡いだビーズアクセサリーや、上質なリネンで仕立てたマットやコースター、フルーツをモチーフにしたポーチなど、贈り物に喜ばれそうな商品もたくさん登場。裂き織りで作った鍋敷きや刺繍入りのTシャツなど、日常生活に彩りを与えてくれそうなグッズも。木工製品や食器を出店した事業所もあります。「おもしろいね日めくりカレンダー」という、思わずページをめくりたくなる名前のものも……すでに多くのファンがいる人気商品から、ユニークな一点ものまで、豊富な品揃えが楽しめます。

【写真】ビーズアクセサリー、フラミンゴの刺繍が施されたTシャツ、赤をベースにしたストライプ柄の鍋敷き
ビーズアクセサリーや鍋敷き、刺繍が施されたTシャツなど、丁寧に作られた商品がたくさん
【写真】小皿やれんげなどの食器
食卓を彩るこだわりの食器たち

商品の中には、利用者さんのこだわりや「好き」から生まれたものもあります。会場に来ている事業所のスタッフさんに、そういった背景について詳しく聞けるのも、このマーケットの醍醐味。ラインナップは毎月変わるので、プロダクトとの偶然の出会いが楽しめます。

【写真】白い台紙に、カラフルな台形がたくさん刺繍された作品
革小物をつくる手法から編み出された刺繍の作品。作者独自のルールで模様が施されています。

開催日は毎月第3金曜日、土曜日、日曜日の計3日間。日曜日には、〈TOKYO SOCIAL DESIGN〉が所在する〈板橋不動通り商店街〉で朝市が開かれています。食品の買い出しの際に、ふらっと立ち寄れるのも魅力です。

情報発信やデザインで目指す「ソーシャルインクルージョン」

イベント主催者である〈TOKYO SOCIAL DESIGN〉は、情報発信やコミュニケーションデザインを手掛ける任意団体。誰かが他者に届けたい思いをカタチにするお手伝いや、自身の中にある思いをカタチにする場づくりをしています。ウェルビーイングは巡り巡って社会を豊かにしていくとの思いのもと、多様な価値観を許容しあう社会を目指す、ソーシャルインクルージョン(社会的包摂)を掲げています。これまで、コンサルティングやメディアづくりを通じて、福祉事業所の抱える課題解決に取り組んできました。

作品展示や創作活動、販売会などを行うスペースの運営も行っています。過去には、働きづらさや、障害によって一般就労が難しいといった事情を抱える人が働く農園〈クラリスファーム〉との展示イベントや、〈旧神奈川医療少年院〉の仮囲いを装飾し、そのプロセスを壁新聞にまとめたプロジェクトなどを行っています。

出店者募集中!製品を箱に入れて送る、シンプルな仕組み

「ス~ハ~マーケット」では、出店する福祉事業所を募集しています。方法はとてもシンプル。大サイズ(380×330×260mm)か小サイズ(380×330×150mm)くらいの体積を目安に商品を送ってもらい、TOKYO SOCIAL DESIGNで預かって販売する仕組みです。

出店料は、箱のサイズが大の場合は5500円、小は3300円(送料代は事業所負担)。会期終了後、売り上げから出店料を引いた額が、〈TOKYO SOCIAL DESIGN〉から事業所に支払われます。

2023年11月から2024年3月までの開催予定日は、下記のInformation欄をご確認ください。

福祉事業所の利用者さん、スタッフさん、近所の人、ふらっと立ち寄った人。「ス~ハ~マーケット」は、商品と人、そして人と人との、さまざまな出会いを生み出す場です。「商品をもっと多くの人に知ってほしい」「普段とは少し違う売り方をしてみたい」という事業所の方は、ぜひ一度ご検討ください。「ちょっとのぞいてみようかな」という方も、もちろん大歓迎。素敵な一点物との出会いがあるかもしれません。