福祉をたずねるクリエイティブマガジン〈こここ〉

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Tシャツなど春夏アイテム多数入荷!ここことか #003〈irodori〉〈Tòhe〉〈LIVE WORKS〉〈リベルテ〉2025.5-7 ここことか vol.03

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春夏に大活躍のアイテムが多数入荷!〈ここことか〉シーズン3は2025年5月GW明け〜7月

“雑多な出会いが生まれる福祉発のセレクトショップ”〈ここことか〉は、2024年9月に東大阪市に所在する〈とか〉の店舗の一角にオープンしました。3〜4ヶ月ごとに取り扱い商品を入れ替えて、全国の福祉施設でつくられているプロダクトをセレクト・販売しています。

シーズン3は2025年5月11日(月)からスタート。取り扱うのは、〈irodori〉〈Tòhe〉〈LIVE WORKS〉〈リベルテ〉の4つの施設です。今回は、暖かくなってきたこれからの季節に大活躍するTシャツや布雑貨を中心に販売します。

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黄色い看板が目印。クリーニング屋さんをリノベーションした、“本と音楽のお店、ときどきゼミ”の〈とか〉の店舗内に〈ここことか〉があります

シルクスクリーンで刷った全て1点もの!〈LIVE WORKS〉のTシャツと靴下

〈LIVE WORKS〉は、奈良県にある障害福祉サービス事業所〈Good Job!センター香芝〉の活動から生まれた、シルクスクリーンによるものづくりのブランド。色とりどりのポップなモチーフが点在した〈LIVE WORKS〉のTシャツ・靴下は手作業で刷られており、全てが1点ものです。

その場で生まれる「ライブ」感を仕事(ワーク)にしようと、2017年に立ち上がった〈LIVE WORKS〉の商品は、年に1回行われるワークショップで制作されています。ものづくりで大事にしているのは、「即興性」。100種類ほど用意された小さなシルクスクリーンの版型と、100色ほど用意されたインクを、ワークショップに参加するメンバーや職員がチョイスし、それぞれの直感に従い、即興的に刷っていきます。誰かが刷った上に、別の誰かが版を重ねていく……。即興ライブのようなワークショップでつくられた商品には、失敗作やB級品という概念はなく、全てが商品として販売され、売れ残ったものは翌年シルクスクリーンを重ね、「Aging」シリーズとして再度販売されています。

今回〈ここことか〉では、2025年の〈LIVE WORKS〉新作から、Tシャツとソックスをセレクト! ソックスは片足ずつの販売なので、お好みの図柄を組み合わせてオリジナルの靴下を完成させてください。

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今回販売するLIVE WORKSの2025年新作より
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(撮影:高倉夢)

〈LIVE WORKS〉
オンラインストア:GOOD JOB STORE
製造:Good Job!センター香芝

大阪初進出!ビーズブローチが全国でも人気の〈irodori〉

〈irodori(イロドリ)〉は、東京都世田谷区の二子玉川と等々力にある〈玉川福祉作業所〉のオリジナルブランド。作り手である施設のメンバーさんの感性を大切に、刺繍を施したバッグ、裂き織りのキッチン用品、ビーズのアクセサリー、陶器の器など、日々の暮らしにに彩りを与えるアイテムを多数つくっています。今回セレクトした、さまざまな色、形、テイストが楽しいビーズブローチは、irodoriの中でも全国的な人気を誇る定番商品です。

ある日のお昼休み、スタッフが趣味のビーズ作品づくりをしているとメンバーが興味を示したことをきっかけに、施設内でビーズアイテムづくりがスタート。現在は10名ほどのメンバーがビーズブローチづくりに関わっています。ゴージャスなもの、ポップなもの、キッチュでかわいいもの、作り手さんによって雰囲気が異なり、全て1点ものの商品です。ぜひお店で手に取って、お気に入りを見つけてください。

〈irodori〉からはビーズブローチのほかに、プリントの上に刺繍を施したTシャツ、irodoriのモチーフである鳥がさまざまなイラストで描かれた手ぬぐいを販売します。

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全て1点ものの〈irodori〉のビーズブローチ ※写真はイメージです
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irodoriのモチーフである「鳥」のさまざまなイラストを配した手ぬぐい ※参考イメージのため実物とは異なります

〈irodori〉世田谷区立玉川福祉作業所
施設内ショップ:世田谷区玉川1-7-2
Instagram:@irodori_tamafuku

〈リベルテ〉

〈NPO法人リベルテ〉は、日々の何気ない「自由」や「権利」を尊重していける場や関係づくりを行うことを目指し、2013年に障害福祉事業所「スタジオライト」の運営WOスタート。現在、就労継続支援B型と生活介護の多機能型事業所を2事業、特定相談支援を長野県上田市街に4箇所で展開しています。

メンバーの好きなことや得意なことを活かして、さまざまなユニークなプロダクトが生まれています。今回はその中から、暑くなってくるこれからの季節に大活躍間違いなしのTシャツをセレクトして販売します。

その中から、「いもフライ」Tシャツについてご紹介。イラストを描いたメンバーのMarikoさんは旅行が大好きですが、制作当時はコロナ禍や年齢のこともあり旅行に行くことも難しくなってしまったそう。そこで、〈リベルテ〉スタッフとともに編み出した新しい方法が「パソコン上で旅をする」でした。パソコンとにらめっこし、各都道府県、市町村の名物や喫茶などを1日1枚ポストカードに描くという活動を始め、その中の1枚が、栃木県佐野市に実際にある「いもフライ」のお店です。

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味のある「いもフライ」のデザインや暖簾に書かれた「いらっしゃいませ、いらっしゃいませ」の言葉になんだかほっこりあたたかい気持ちになりたい方におすすめです
【画像】Tシャツ

〈NPO法人リベルテ〉
公式サイト:https://npo-liberte.org/
オンラインストア:https://liberte.buyshop.jp/
Instagram:@npo_liberte

〈Tòhe〉

〈Tòhe(トーへ)〉は、ベトナムのハノイで活動する、困難を抱える子どもたちをプロダクトを通してサポートする団体。ハノイの特別支援学校や児童養護施設などでアートクラスを開催し、子どもたちの豊かな創造性を活かし、手描きのイラストや絵画を活かしたアイテムを多数展開しています。

〈Tòhe〉のものづくりのコンセプトは「100% playful」、つまり「遊び心」。今回販売する、さまざまな「目」が描かれたアイマスクも、自身がつけてリラックスするだけでなく、周りの人も楽しませる遊び心たっぷりのデザインが魅力です。

また、〈Tòhe〉では、アイテムの縫製作業を担う女性を多く雇用し、働く場を提供しているほか、環境へ配慮した素材を選んだり、余剰品を活用したりするなど、サスティナブルな観点のものづくりも行われています。

アイマスクのほかにも、PCケース、お財布、ポーチなど、カラフルでポップなプリント生地でつくられたアイテムを多数扱います。

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ユーモラスなデザインのアイマスクはプレゼントにも喜ばれそう(撮影:高倉夢)
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持ち歩いていたら目を引くこと間違いなし!のスイカのバッグのほか、お財布やPCケース、ステッカーなども入荷します

〈Tòhe〉
公式サイト:https://www.tohe.vn/
オンラインストア:magic tunnel
Instagram:@magictunneljp

〈ここことか〉シーズン3の期間は2025年5〜7月

〈ここことか〉では3〜4ヶ月ごとに施設を入れ替えて、季節に合った商品を販売します。シーズン3は、ゴールデンウィーク明けの5月11日(月)からスタートです。オープンは基本的に月・水・金 11時〜18時ですが、祝日や年末年始などイレギュラーに開いている日もありますので、〈とか〉のInstagramをチェックしてみてください。

また、5月16日(金)は特別に21時まで営業。19時からは〈とか〉オーナーのアサダワタルさんによる商品の紹介も交えたミニトークを随時行います。ぜひお仕事帰り、学校帰りに〈ここことか〉にお立ち寄りください!

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〈とか〉店内の一角にある〈ここことか〉セレクトショップコーナー

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