学校でのこと。
授業参観後の個人面談で
K先生が話をしてくれた。
朝の健康観察の時間に
「今日の体調はどうですか？」
と先生はいつも質問をする。
生徒は
「良いでーす」
「大丈夫でーす」
「ちょっと頭がいたいです」
などと答える。
その日もK先生は
クラスの生徒に質問をした。
そして、KANの順番。
K先生「今日の体調はどうですか？」
KAN「ハイッ！もうパンパンです」
一同大爆笑！！
パンパンってどっち？
パンパンに辛いのか？？
パンパンに元気なのか？？？
後でKANに聞いたら
爆発するような勢いの元気があった
ということだった。
K先生と副担任のE先生の名コンビには
本当にお世話になった。
「あのクラスは楽しかったなぁ〜」
と、
今でもKANは
しみじみ話をする。
この連載について
「ハハハなコトを、ハハハなヒトと。」
自称“効率の悪い”デザイナー・二宮さんと、その息子・KANさんによるユニットHAHAHANO.LABO（ハハハノラボ）による、「ぎこちいいコトバ」。
母と子の日々の会話ややり取り、時には言い合いの中から「つい出た」KANさんのユーモラスな言葉たち。思わず会話を止めて二宮さんが書き留め、KANさんが手描きしたコトバは400を超えるのだそう。
ホッとしたり、ズラしたり、ゆるりとしたり…… つい笑ってしまい、うっかり心に響いてしまう、ぎこちいいコトバたち。二宮さんが振り返る、コトバにまつわるストーリーとともに、お届けします。
Profile
![]()
-
HAHAHANO.LABO
「普通」や「平均」というワクにとらわれない人たちの自由で豊かな表現を日常に。〈HAHAHANO.LABO〉は「ハハハなコトをハハハなヒトと」を合言葉に、「オレは障がい者じゃなくて問題のある子。」という息子と、たまたまデザインを生業としていた母が、何か面白いことはないかしら？と周りを巻き込んで始めたプロジェクト。これから何かできないですかね～という実験活動です。
