福祉をたずねるクリエイティブマガジン〈こここ〉

世田谷・福祉生まれのモノゴトを届けるプロジェクト〈せせせ〉。福祉施設でつくられたプロダクトを紹介・販売するサイトがオープン!3月19日(日)にはマルシェイベントも開催 せせせプロジェクト|こここラボ vol.01

Sponsored by 世田谷区〈せせせ〉プロジェクト

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障害者施設のプロダクト販売をサポートする魅力発信プロジェクト〈せせせ〉

2022年12月、世田谷区とマガジンハウス〈こここ〉の共同事業として、「世田谷・福祉生まれのモノゴトを届けるプロジェクト〈せせせ〉」がスタートしました。本事業では、福祉のイメージを超えて多様なモノゴトを届けるため、オンラインショップ構築、セミナー&ワークショップ、マルシェ開催などを通じて、プロダクトの魅力発信や販売をサポートします。

2023年3月15日(水)には、〈せせせ〉に参加する世田谷区内の障害者施設でつくられているプロダクトを紹介・販売するウェブサイトがオープンしました。また、3月19日(日)には、東京都世田谷区の三軒茶屋にある〈ふれあい広場〉にて、「せせせマルシェ」を開催。〈せせせ〉参加施設から15の施設が出店し、プロダクトを展示・販売するほか、プロジェクトのお披露目を行います。

※〈こここ〉ではメディア運営のほか、福祉に関わる専門家やクリエイターなどと協働し、さまざまな課題に向き合う〈こここラボ〉も展開しています。〈こここラボ〉の事例紹介はこちらをご覧ください。

〈せせせ〉のウェブサイトでは、世田谷区内にある23の障害者施設でつくられている食品や雑貨、日用品、ファッション雑貨など約80のアイテムを紹介・販売しています(2023年3月時点)

〈せせせ〉で実施した3つのアクション

2022年度は〈せせせ〉プロジェクトに参加する障害者施設に対して、下記の3つのアクションを実施しました。

1. 商品を魅力的に伝えるオンラインショップ構築

障害者施設でつくられている自主生産品のなかには、独自のこだわりやつくりかたなど、ストーリーを持ったユニークな商品が存在しています。しかしその魅力を伝えるのは、なかなか難しいもの。

〈せせせ〉では、それぞれの商品に宿る物語や魅力を発信するべく、編集部、デザイナー、ライター、フォトグラファーなど、マガジンハウスで活躍するクリエイターが協力し、商品と施設を紹介するウェブサイトを構築。これまで福祉施設がつくる商品との接点があまりなかった人も含む、幅広い層に届くようなビジュアルや言葉でリパッケージしました。一部商品はオンライン購入も可能です。また、オンラインショップ用に撮影した写真は、SNSやウェブサイト、パンフレットなどで各施設がそれぞれ自由に使用できます。

〈下馬福祉工房〉の「しもまるくんファミリーサブレ 5種セット」商品ページ。商品誕生の背景やおすすめポイントなど、商品にまつわるストーリーが掲載されています
〈Factory藍〉の「藍染てぬぐい」商品ページ

2. 施設職員向けセミナー&ワークショップ開催

プロのクリエイターによる商品撮影や記事制作を進める一方で、商品販売や情報発信を現場で担う、障害者施設職員向けのセミナー&ワークショップも実施。〈せせせ〉参加施設の職員が出席し、情報発信やブランディングをテーマに学び、交流しました。

講師として登壇したのは、こここ編集部メンバーのほか、〈こここ〉で取材した施設や日頃からメディア運営に関わるクリエイターなど。全3回に渡り、日常業務のなかで活用できるノウハウを共有しました。

DAY1のセミナー&ワークショップより。〈こここ〉編集部からは、「こここなイッピン」で記事にした施設のプロダクトを事例として取り上げ、商品開発の背景や見せ方のポイントなどについてお話しました

福祉のものづくりを伝える! セミナー&ワークショップ

【DAY1】全国の福祉発プロダクト事例から学ぶ、魅力的な商品のつくり方・届け方
・講師:岩中可南子(こここ編集部)、奥脇典子・高田紀子(板橋区立小茂根福祉園〈KOMONEST〉)
・開催日:2022年12月21日(水)

【DAY2】商品をつくる・売る・伝えるってそもそもどういうこと? ブランドづくりを考える
・講師:重松佑(株式会社Shhh 代表取締役/クリエイティブ・ディレクター)
・開催日:2023年1月24日(火)

【DAY3】実際の商品で考えてみよう! 福祉発プロダクトの伝え方・届け方
・講師:林貴代子(ライター)、ただ(フォトグラファー)
・モデレーター:中田一会(こここ編集部)、岩中可南子(こここ編集部)
・開催日:2023年1月30日(月)

3. 商品を展示・販売するマルシェイベント開催

2023年3月19日(日)には、オンラインショップの開設を記念し、東京都世田谷区の三軒茶屋にある〈ふれあい広場〉にて「せせせマルシェ」を開催。〈せせせ〉プロジェクトに参加する世田谷区内の15の施設が出店し、実際の商品を展示・販売します。

また、〈こここ〉編集部による「こここ喫茶」もオープン!これまで〈こここ〉の記事で紹介してきた、福祉施設でつくられているドリンクを〈こここ〉編集部メンバーが提供しながら、来場者の方と緩やかに交流する場を設けます。

熊本県玉名市に所在する〈天水福祉事業会〉による「天水さんのジュース」。果実の栽培から手作業での皮むきまで、手間ひまかけてつくられている濃厚な100%ストレートの柑橘ジュースです。

(photo:Isao Negishi)

東京都練馬区にあるハーブティーとお菓子の店〈HERB AND…〉(運営:社会福祉法人 花水木の会)からは数種類のハーブティーが登場します!

障害のある人がバリスタや焙煎士として活躍するコーヒーの焙煎所〈ソーシャルグッドロースターズ 千代田〉(東京都千代田区)の季節限定「HARU BLEND」。〈こここ〉編集部メンバーがハンドドリップでご提供します。


そのほか、世田谷発の持続的なビジネス・カルチャーを生み出していくプロジェクト「SETAGAYA PORT」ともコラボレーションし、SETAGAYA PORTが手掛ける「セタオーレーベル」や「ART WALL PROJECT」の楽曲や製品を、体験・購入いただけるブースも出店します。

お近くにお住まいの方は、「せせせマルシェ」に足を運び、プロダクトを手にとってご覧ください。ご来場が難しい方は、〈せせせ〉のウェブサイトをチェックしてみてください。さまざまな施設でつくられている魅力的なプロダクトを、ストーリーとともにご紹介しています。ぜひこの機会に、世田谷・福祉発の魅力的なモノゴトに出会ってみてください。


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