生き方は、ひとつじゃないぜ。|スウィングからの贈る言葉 スウィングからの贈る言葉
「生き方は、ひとつじゃないぜ。」
京都府・上賀茂に所在する生活介護事業所〈スウィング〉のウェブサイトに、書かれている言葉です。
スウィングの活動はさまざま。絵・詩・?の芸術創作活動「オレたちひょうげん族」、戦隊ヒーローのブルーに紛したメンバーがまち中でごみを拾う「ゴミコロリ」、「世の中、意味があることが多すぎる!!鼻クソみたいにどうでもいいことを話したい」とはじまった「Swing鼻クソRADIO」など、既存の仕事観・価値観に問いかけを投げつつ、創造的な取り組みを重ねています。
この連載では、そんなスウィングから「贈る言葉」をお届けします。
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vol.062024.09.10好きな服を着よう
<個性>だとか<多様性>だとか<自己実現>だとか、脱け殻のような言葉を駆使して考えこんだり議論するフリはいったんやめて、そして何かに合わせて<置きにいく>のはもうやめて、自分が本当に着たい服を身にまとい、胸を張って外へ出よう。いつもの景色が変わって見えるはずだよ?
vol.052024.08.08今日できることは1年後
「時間は平等」「人生にムダな日は1日としてない」「今日できることを今日しないことは愚か」とかなんとか。<何かに運良く成功した人たち>が語りがちな人生訓がとってもうるさいよお。
vol.042024.07.18目標:1日1失敗
完全な人間? そんな人はどこにもいないし、もしいたら教えてほしい。だいぶムリを重ねていて早急にケアが必要なはずだから。人それぞれ短所長所があれば得意不得意もあるのが当たり前……というより自然。つまり僕たちは人間らしく、不完全な存在として生きるために<失敗するようにちゃんとできている>。
vol.032024.06.28マジメは 休み休みに
マジメがしんどい。そう感じるのは「私はこう考える」ではなく、正体不明の世間や意味不明の常識や<こうあるべき/こうあらねば>思考を主語に発動されるケースがあまりにも多いからだ。実は「報われるかどうかなんてまったくわからない」努力や苦労と似ているが、マジメに考えれば答えや解決に近づくなんて大勘違い。そんなマジメ思考には週5日くらい休みをあげて、思い切りフマジメに、ガチガチに凝り固まった価値観からはみ出してみてはどうだろうか。
vol.022024.06.04「まだ大丈夫」はすでにヤバい
「ただの風邪だから問題ない」「頭が痛いだけでそれ以外は元気」「死にたい気がするけどひとりで解決できる」。いやいやちょっと冷静になろう。風邪、頭痛、死にたい、もう十分に普通じゃないよ。
vol.012024.05.22「みんな」を好きにはなれません
数年前、主催する研修会で「僕は障害者が大好きです」と嬉しそうに発言した人に対して怒りを隠せなかった。当然のことながら、彼の「大好き」は障害者という<総体>などではなく、ある<個人>に向けられた思いなのだから、これほど雑で失礼な括り方はない。