福祉をたずねるクリエイティブマガジン〈こここ〉

【画像】額縁内に「みんなを好きにはなれません」という手書き文字が書かれている【画像】額縁内に「みんなを好きにはなれません」という手書き文字が書かれている

「みんな」を好きにはなれません 生き方は、ひとつじゃないぜ。|スウィングからの贈る言葉 vol.01

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「生き方は、ひとつじゃないぜ。」

京都府・上賀茂に所在する生活介護事業所〈スウィング〉のウェブサイトに、書かれている言葉です。

スウィングの活動はさまざま。絵・詩・?の芸術創作活動「オレたちひょうげん族」、戦隊ヒーローのブルーに紛したメンバーがまち中でごみを拾う「ゴミコロリ」、「世の中、意味があることが多すぎる!!鼻クソみたいにどうでもいいことを話したい」とはじまった「Swing鼻クソRADIO」など、既存の仕事観・価値観に問いかけを投げつつ、創造的な取り組みを重ねています。

この連載では、そんなスウィングから「贈る言葉」をお届けします。(こここ編集部 垣花)

スウィングからの贈る言葉 その1

【画像】額縁内に「みんなを好きにはなれません」という手書き文字が書かれている

数年前、主催する研修会で「僕は障害者が大好きです」と嬉しそうに発言した人に対して怒りを隠せなかった。当然のことながら、彼の「大好き」は障害者という<総体>などではなく、ある<個人>に向けられた思いなのだから、これほど雑で失礼な括り方はない。

この国の大好物は<みんな>。みんなで同じ格好をしましょう、黙っときましょう、玉砕しましょう。が、人にはそれぞれ揺るがしがたい好き嫌いというものがある。それは自分が自分であり続けるために意地でも手放してはいけない感情のひとつだと思う。(木ノ戸昌幸)


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連載:生き方は、ひとつじゃないぜ。|スウィングからの贈る言葉