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「Moving Together ともに生きる文化」をテーマにした「だれもが文化でつながる国際会議2026」が10月28日(水)〜 11月1日(日)に開催
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【画像】だれもが文化でつながる国際会議2026のキービジュアル
Design: Higuchi Maiko, Typeface“Clementite”: François Dey / Silly Type Foundry

東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京の主催する「だれもが文化でつながる会議」の第5回が今秋開催

「Moving Together ともに生きる文化」をテーマに「だれもが文化でつながる国際会議2026」を、10月28日(水)〜 11月1日(日)に東京国際フォーラムにて開催します。

本会議のプログラムは、東京国際フォーラム内の3つの会場「カンファレンス」「スタジオ(ネットワーキング)」「ギャラリー(展示)」を回遊し、思考、対話、体験などを通して、多くの人たちと語り合う場を創出します。

共生社会とウェルビーイングのこれからを共に考える会議

東京都とアーツカウンシル東京が取り組む〈クリエイティブ・ウェルビーイング・トーキョー〉は、芸術文化を通してウェルビーイングについて考え、多様な実践を展開するプロジェクトです。

言語や文化の違い、障害の有無などにかかわらず、誰もが芸術文化にアクセスしやすくなることを目指し、都立文化施設や文化事業、社会的課題に取り組むNPOや実践者などと連携。これからの芸術文化に必要な活動を推進し、その実践を発信しています。

〈こここインタビュー〉では、2024年3月に〈クリエイティブ・ウェルビーイング・トーキョー〉を主導していた森司さんに、その意義や具体的な活動について伺いました。

〈クリエイティブ・ウェルビーイング・トーキョー〉のWEBサイトはこちらから

同プロジェクトの活動の一つに、「だれもが文化でつながる会議」があります。5回目となる今年のテーマは「Moving Together ともに生きる文化」。これまでの歩みを振り返りながら、一人ひとりがよりよく生きるために芸術文化に何ができるのかを考え、これからの共生社会のあり方とウェルビーイングの姿を探ります。

今回のキービジュアルを担当したのは、デザイナーの樋口舞子さんです。地模様にある波紋のような形状は、印刷した紙の上に落ちた水滴とインクによる偶然の産物です。その美しいにじみを「きれいだな」と感じた樋口さんは、「Bleed(にじみ)」と名付けて自身の作品と一緒にインスタグラムへ投稿していました。今回は、その個人的な作品を発展させ、キービジュアル用のグラフィック素材として改めて見出し、デザインに落とし込んでいます。

本キービジュアルは、芸術文化を通じてともに考え、身体を動かし、新たな関係性を編み上げていく本会議のビジョンを象徴しています。

【画像】だれもが文化でつながる国際会議2026のキービジュアル
Design: Higuchi Maiko, Typeface“Clementite”: François Dey / Silly Type Foundry

対話から体験、展示まで。多様なプログラムで感じ、考える

「だれもが文化でつながる国際会議2024」開催時
  • カンファレンス

各界で活躍するアーティストや研究者など多岐にわたる実践者が、芸術文化を含む多様な視点から対話を重ねる場として「カンファレンス」が設けられています。現在5つのセッションが予定されています。

モデレーターを務めるのは、アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]の堀内奈穂子さんとロジャー・マクドナルドさん。国際的なアートシーンや東京都の文化政策に長年の知見がある2人が全セッションに伴走し、対話のバトンをつなぎます。

10月30日(金)に行われるオープニングセッション「芸術文化がつむぐ明日」では、アーティストの鴻池朋子さんと芸術家であり京都市立芸術大学学長の小山田 徹さん、哲学者でありロードアイランド・スクール・オブ・デザイン名誉教授の齋藤百合子さんが登壇。複雑化する社会とウェルビーイングを踏まえ、「マルチスピーシーズ」の視点から、自然や都市、人間の暮らしにおける芸術文化の役割とこれからの方向性を考えます。

10月31日(土)のセッション1「しなやかな共助」では、東京大学生産技術研究所特任准教授の森下 有さんとアーティストの瀬尾夏美さん、アーティスト・社会実践者のクリスティン・ウォン・ヤップさんが登壇。天災や不測の事故などで日常が一変した状況から、これからの共助やケアのあり方を探り、同日のセッション2「アイデンティティと文化」では、ビジュアルアーティストのジュマナ・エミル・アブードさん、北海道大学アイヌ・先住民研究センター教授の北原モコットゥナㇱさん、宮城教育大学教授の松﨑丈さんが登壇します。文化やルーツを背景に実践を続けてきた識者とともに、「わたし」を問うことの困難や、対話・表現の可能性に目を向けます。

11月1日(日)のセッション3「Moving Together 夢とともに生きる」では、異なる土地や境遇のなかで希望や夢を見出してきた実践者たちの事例を通して、人の尊厳について語り合う時間を予定しており、アーティストのサンギータ・ジョギさん、作家・アーティストの小林エリカさん、作家・西加奈子さん、作家・タラブックス創設者のギータ・ヴォルフさんが登壇します。クロージングセッション「クリエイティブ・ウェルビーイング とともに生きる文化」では、これまでの議論を振り返りながら、アートや文化政策の専門家が未来に向けた提言を行います。登壇するのは、アーツカウンシル東京機構長・多摩美術大学理事長の青柳正規さん、クリエイティブディレクターの小池一子さん、現代美術家の宮島達男さん、ロンドン市 文化・クリエイティブ産業担当副市長のジャスティーン・サイモンズです。

  • スタジオ(ネットワーキング)

登壇者と参加者が同じ場に集まり、身体性をともなった理解と交流を育む「スタジオ(ネットワーキング)」では、東京2025デフリンピックの文化プログラムとして上演された舞台『黙るな 動け 呼吸しろ』を振り返るトークをはじめ、サンギータ・ジョギによる絵本『わたしは なれる』をテーマにしたフラッグをつくるワークショップや、ろう者と聴者の身体性を問い直すレクチャーパフォーマンス『聴者を演じるということ 序論』など、カンファレンスのテーマと連動したプログラムを実施。

作品や言葉に触れるだけでなく、声や身体、他者との応答を通じて「ともに生きる文化」を体感する内容となっています。

  • ギャラリー(展示)

そして最後の「ギャラリー(展示)」は、本会議のテーマ「Moving Together ともに生きる文化」と呼応するアーティストの作品や、東京都、東京都歴史文化財団の取組み事例を紹介します。

宮島達男さんをはじめ、クリスティン・ウォン・ヤップさん、ジュマナ・エミル・アブードさん、小森はるかさん+瀬尾夏美さん、是恒さくらさん、サンギータ・ジョギさん、碓井ゆいさんと青木彬さんなどによる作品・プロジェクトを紹介します。

震災の記憶、平和への願い、土地に根ざした営み、誰かとともに在ることの感覚に触れながら、「ウェルビーイング」を個人の内側だけでなく、人や社会、自然との関係のなかで捉え直していきます。

インディペンデント・キュレーター・青木彬さん、美術作家・碓井ゆいさんの作品『共に在るところから/With People, Not For People』で制作されたタペストリーの一部 撮影:加藤甫
瀬尾夏美『へびと地層』

さまざまな人との対話や、身体を使った体験、作品との出会いを通して、一人ひとりが感じ、考える。その一つひとつの経験が、「ともに生きる文化」を考えるきっかけになっていくことでしょう。ぜひ会場で、多様な表現や人との出会いを体験してみてください。