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「ふくしの仕事してみませんか?」参加費無料の研修をクリエイティブサポートレッツが浜松市で開催
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2021年7月~12月にかけて5回、それぞれ2日間実施される

〈認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ〉が参加費無料の研修を開催

〈認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ〉(静岡県浜松市)が、「ふくしの仕事」に興味のある方や、ヘルパーとして働きたい方などを対象に、「強度行動障害支援者養成研修」を開催します。
通常は2~3万円の受講料がかかる研修ですが、コロナ禍での就職支援と福祉分野の人材不足解消を目的に、日本財団からの助成により受講料無料で開催が実現しました。

今回の「強度行動障害支援者養成研修」では、2日間の研修後、資格者証「強度行動障害支援者養成研修[基礎研修]修了証書」が授与され、知的障害のある方のヘルパーや福祉施設の職員として働く際に有利となります。

「強度行動障害」は、生活の中で自傷や他害行為など、自らの健康を損ねる行動や周囲の人の暮らしに影響を及ぼす行動が頻繁に起こる状態にある行動障害です。ただし、障害特性の理解に基づく適切な支援により、安定した生活を送ることもできます。

コロナ禍で収入が不安定になった方が対象、一部にポルトガル語通訳のある回も

研修は2021年7月〜12月まで5回にわたって実施されるため、都合の良い日程を選んで受講ができます。
各回ともに、主に知的障害のある方の支援現場に携わってきた講師陣が登壇。研修は講義と演習を2日間かけて行い、強度行動障害への理解を深められるほか、障害のある方の支援の基本とさまざまなアイデア、そして、支援の現場のリアルな実践について学べます。

また、浜松市近郊にはポルトガル語を第一言語とする方も多いため、3回目の日程では資料をポルトガル語で用意するほか、ポルトガル語の通訳も実施します。

今回の研修は、コロナ禍で収入が不安定になった方を対象にしています。そのため、すでに福祉施設職員として働いている方や福祉系の学校に在籍して、免許や資格を取得する見込みのある方は対象外ですのでご注意ください。

7月に開催した同研修の様子

「『あたりまえ』から『あるがまま』へ」をコンセプトにした〈クリエイティブサポートレッツ〉

今回の研修を主催するのは、〈認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ〉。障害や国籍、性差、年齢などあらゆる「ちがい」を乗り越えて人間が本来もっている「生きる力」「自分を表現する力」を見つめていく場を提供し、さまざまな表現活動を実現するための事業を行う団体です。「『あたりまえ』から『あるがまま』へ」をコンセプトに、特に、知的障害のある人が「自分を表現する力」を身につけ、文化的で豊かな人生を送ることの出来る社会的自立と、その一員として参加できる社会の実現を目指しています。

2000年に立ち上がり、現在では福祉施設でありつつ、アートセンターやゲストハウスなどの複合的な機能をもつ「たけし文化センター連尺町」の運営を行っています。

「ふくしの仕事」に興味が沸いたら、この機会に是非研修を受けてみてはいかがでしょう。