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音楽・社会・人をつなげる音楽イベント「Grooving Night」が3月29日(土)オリックス劇場(大阪市)で開催。〈ここことか〉福祉発プロダクトのブース出展で参加!
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【画像】ステージの上には大きなベッドが二つ置かれている
3月29日(土)に開催される「Grooving Night」。ステージは夜のくつろいだ部屋をイメージ(カメラマン:渡邊一生)

SIRUP × SKY-HIが出演する「Grooving Night」が3月29日(土)開催

「Grooving Night」は音楽・社会・人をつなぐ音楽イベント。ホストアーティストSIRUP(シラップ)さんとゲストアーティストが、夜のくつろいだ部屋をイメージしたステージから、ライブ&トークを届けます。

2023年3月にvol.1 が行われ、以降さまざまなアーティストを迎えています。2025年3月29日(土)には、vol.5となる「Grooving Night」が大阪・オリックス劇場で開催されます。今回のゲストアーティストは、SKY-HI(スカイハイ)さん。SIRUPさんとの一夜限りのスペシャルセッションも繰り広げられます。

「Grooving Night」では、「誰もが安心して楽しめるエンターテイメント」というテーマのもと、視聴覚障害鑑賞サポートも実施。また、会場ロビーには、さまざまな社会課題に取り組む活動について知ることができるブースも出展。ウェブマガジン〈こここ〉とアサダワタルさんが運営する〈とか〉が共同企画する、福祉発プロダクトのセレクトショップ〈ここことか〉も、ブース出展で参加します。

【画像】舞台の上、マイクを持って歌うSIRUPさん
ホストアーティストSIRUPさん(カメラマン:ハヤシマコ)

音楽・社会・人をつなげる音楽イベント「Grooving Night」

音楽・社会・人をつなぐ音楽イベント「Grooving Night」は、音楽ライブを通じて、新しいコミュニティとつながる場や、社会への視野が広がるような入り口をつくることを目指しています。“寝る前に、グルーヴ溢れる夜を過ごそう”をコンセプトに、ホストアーティスト SIRUP とゲストアーティストが「夜のくつろいだ部屋」をイメージしたステージから、ライブ&トーク&セッションを届けます。

初回からホストアーティストを務めるのは、R&BシンガーのSIRUPさん。ラップと歌を自由に行き来するボーカルスタイルと、ネオソウルやR&Bに、ゴスペルとHIPHOPを融合した、ジャンルにとらわれないサウンドを発信し、音楽のみならずさまざまな分野で活躍しています。

Vol.5のゲストアーティストには、SIRUPさんとも親交の深い、アーティスト・プロデューサー・経営者と多岐に渡り活動する、SKY-HIさんを迎えます。SKY-HIさんは、2020年にマネジメント/レーベル「BMSG」を立ち上げ、代表取締役CEOに就任。ボーイズグループ「BE:FIRST」や「MAZZEL」のプロデュースも行っています。

ベッドが並ぶステージで、パジャマ姿のホストアーティストとゲストアーティストが繰り広げるトークでは、お互いの楽曲に関する話から、「価値観が違うと感じる人と接する時、どうする?」「音楽ライブが社会に対してできることは?」など、社会的なテーマまで幅広く語り合い、来場者と共に考える場を共有します。

【画像】パジャマを着てステーのベッドの上に座るSIRUPさん
ナイトウェアを着てお届けするトーク企画(カメラマン:ハヤシマコ)

誰もが楽しめるライブを目指して、視聴覚障害鑑賞サポートを導入

「Grooving Night」では「誰もが安心して楽しめるエンターテイメント」を目指して、視覚・聴覚に障害がある人への鑑賞サポートをvol.3から取り入れています。

例えば、弱視(ロービジョン)の人に向けた鑑賞サポートとしては、ステージのライブ映像を手元で鑑賞できるよう、タブレットを導入。タッチパネルで見たい部分を拡大して鑑賞することができます。

聴覚障害のある人に向けた鑑賞サポートとしては、アーティストのMCや歌詞が字幕で表示されたり、楽曲のボリュームやテンポが波形で表示される、メガネ型のディスプレイが配布されます。装着した人からは、「リアルタイムでアーティストの投げかけに反応できた」、「会場との一体感を味わうことができた」、という声が寄せられました。

字幕が表示されるメガネ型のディスプレイを装着するSIRUPさん
【画像】ステージと観客
(カメラマン:ハヤシマコ)

会場ロビーには〈プライドセンター大阪〉や〈ここことか〉がブース出展!

「音楽を通じたエンパワーメント」を目標に掲げる「Grooving Night」には、会場ロビーにブース出展スペースが設けられ、さまざまな社会課題に取り組む活動について知ることができます。

vol.3から継続して出展する〈プライドセンター大阪〉は、大阪・天満橋にある〈認定NPO法人 虹色ダイバーシティ〉が運営する常設スペース。LGBTQ+への理解を深め、支援の輪を広げることを目的に活動しています。ブース出展では、センターの活動紹介やグッズ販売を行い、売上はセンターの運営資金にあてられます。

vol.5では〈プライドセンター大阪〉のほかに、フードドライブ、防災支援などのブースが参加予定。そして、ウェブマガジン〈こここ〉と〈とか〉が共同企画する、福祉発プロダクトのセレクトショップ〈ここことか〉も、ブース出展に参加します!

〈ここことか〉のブースでは、福祉発プロダクトや社会問題を扱う書籍を販売

〈ここことか〉は、ウェブマガジン〈こここ〉と、大阪府東大阪市に所在する“本と音楽のお店、ときどきゼミ”の〈とか〉が協働し、全国の福祉施設でつくられている商品を集めたセレクトショップです。近畿大学そばの学生街「近大まなびや通り」に所在する、古本屋・中古レコード店、兼コミュニティスペース〈とか〉の一角に、2024年9月オープンしました。

これまで「こここなイッピン」で取り扱ってきた、全国の福祉施設でつくられているプロダクトをはじめとした、ユニークでオリジナリティ溢れる「福祉発プロダクト」を、シーズンごとに入れ替えながら紹介・販売しています。

築90余年のクリーニング屋をリノベーションした〈とか〉の店舗(撮影:加藤甫)

今回の「Grooving Night」ブース出展では、大阪の福祉施設でつくられているプロダクトを販売します。参加する施設/ブランドは、〈西淡路希望の家〉〈PALETTE〉〈くふう(poRiff /paperfu〉の3つ。

〈西淡路希望の家〉は、知的障害のある人のための生活介護事業を行う福祉事業所です。「スーパーハイパースペイシー」をキャッチコピーにした、独創的でユーモラスな世界観がクセになる商品は、全国でも人気を博しています。今回は、新作アイテムを含む、ユニークな小物やファッション雑貨を販売します。

〈PALETTE〉は、2019年に開設した、就労継続支援B型と生活介護の事業所。施設には、お菓子工房、窯を設置した陶芸工房、シルクスクリーン機器を導入した印刷工房、アトリエ、ギャラリー、ショップなどが整備され、日々オリジナリティ溢れる商品が生み出されています。今回は、靴下をメインに、利用者さんの描いたイラストを刺繍したアイテムが並ぶ予定です。

そして〈くふう〉は、福祉施設と協働して商品開発を行うクリエイティブユニット。今回は〈くふう〉が手がけている2つのブランド〈poRiff(ポリフ)〉と〈paperfu(ペパフ)〉を取り扱います〈poRiff〉はレジ袋などの“ポリ袋”を、〈paperfu〉は古紙と古布を再利用してつくっているプロダクトで、カラフルでポップなデザインと、素材の特性を活かした丈夫なつくりが特徴です。

そのほか、〈ここことか〉ブースでは、〈とか〉がセレクトする、LGBTQ+にまつわる本から、ケアや表現、震災、復興、音楽、社会運動を扱う本まで、幅広いテーマの書籍を販売します。会場ロビーは15:30から来場可能(音楽ライブは17:00 開場)。20:30ライブ終演後は、22:00過ぎまでブースを展開予定ですので、ぜひライブ前後にゆっくりと商品を手に取って、お楽しみください。

〈西淡路希望の家〉出展プロダクトのイメージ画像
〈PALETTE〉出展プロダクトのイメージ画像
〈くふう(poRiff /paperfu〉出展プロダクトのイメージ画像

「Grooving Night」は、上質な音楽ライブの提供はもちろん、リラックスしたムードで身近な社会課題について話すトークやブースなど、様々な角度から楽しめるイベントです。「Grooving Night」への参加を通して、社会に意識を向けてみたり、さまざまな活動に触れてみませんか?

そしてぜひ、〈ここことか〉のブースにもお立ち寄りください!