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視覚言語を使った謎解き「オンライン版異言語脱出ゲーム」が2月22日・23日の2日間限定開催
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視覚言語を使って謎解きする「異言語脱出ゲーム」がオンラインで開催!

〈異言語Lab.〉が主催する「異言語脱出ゲーム」のオンライン版プログラムとして、「リモートDEお化け退治大作戦~遺された想い~」が2022年2月22日(火)・23日(水)の二日間限定で開催されます。

脱出ゲームとは、設定されたストーリーを参加者が体験しながら、チームで「謎」と呼ばれる暗号やパズルを解き進めてクリアを目指すアドベンチャーゲームです。洞察力やひらめきが試され、参加チーム内での協力が重要です。

「異言語脱出ゲーム」は、そんな「脱出ゲーム」のフォーマットを用い、視覚言語と音声言語を使う人が一緒のチームになったり、視覚言語の世界に没入したりして謎を解くエンターテイメントとして〈異言語Lab.〉により考案されました。

参加者が依頼者扮するろう者と協力してお化け退治!

本ゲームでは、参加者がお化けに関する専門会社の社員役になり、ろう者からのお化け退治の依頼を遂行します。参加者は、手話、身振り、表情、頷き、視線など、音声言語・日本語に限らないコミュニケーション手段を駆使して、リモートでプレイします。1チーム6名、1時間という時間制限の中、ろう者と聴者がチームで協力しあいながらクリアを目指します。

また、本ゲームには、さまざまな参加目的に応じられるように「ノーマルコース」「ハードコース」の難易度別の2コースを設けています。さらに、手話を日常的に使い、習得している人向けの「手話コース」もあります。

ストーリーのモチーフは「お化け」ですが、ホラー作品ではありません。怖いのが苦手な方でも楽しめるストーリーです

新しいコミュニケーションのカタチを提案していくラボラトリー〈異言語Lab.〉

異言語脱出ゲームを主催しているのは、手話を第一言語としているメンバーを中心に構成された〈一般社団法人異言語Lab.〉。異なる言語を使用する者同士が関わる「異言語脱出ゲーム」の企画・運営の他、コミュニケーションを起点としたツール開発やワークショップを開催しています。

〈異言語Lab.〉では、「伝え合うため」にひとりひとりの創意工夫から生み出されてきた視線や頷き、身体表現、雰囲気といった領域を「異言語」と捉えています。異言語が交わる実践を繰り返しながら形にし、その魅力や新しいコミュニケーションの在り方を提案しています。

〈異言語Lab.〉のブランドムービー。「あなたに伝えたい、あなたのことを分かりたい。」のキャッチコピーの元に異なるものと向き合うおもしろさが込められている

オンラインコミュニケーションの気づきから生まれたゲーム

本ゲームは、2020年に実施された「実験版リモートDEお化け退治大作戦」のブラッシュアップです。コロナ禍でリモートのやりとりが当たり前になる中、視覚言語が持つ“画面越しに相手を理解しようとする力”や“相手とつながろうとする力”に、オンラインコミュニケーション特有の新しい可能性を感じたことが、発案のきっかけ。

2020年版の体験者からは「隣にいた子どもが興味深そうに笑いながら見ていた。子どもにも体験させてあげたい」「体験型ゲームとして面白かった。コミュニケーションの大切さを感じた」「オンラインだけど密になれるゲーム」といった感想も生まれたのだとか。 

さまざまなコミュニケーション手段を駆使しながら謎を解く新しい体験型エンターテインメント「異言語脱出ゲーム」を、ぜひこの機会にお楽しみください。