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トーク&マルシェ「介護って生きること? あまり深く考えたことなかったけど、いま、私とあなたの暮らしを見つめてみたい。」2月25日〈SPRAS AOBADAI〉(横浜市青葉台)にて開催
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暮らしを起点に介護について考えてみるトークイベント

トーク&マルシェイベント「介護って生きること? あまり深く考えたことなかったけど、いま、私とあなたの暮らしを見つめてみたい」が2月25日(日)に、横浜市青葉台にあるコワーキングスペース〈SPRAS AOBADAI〉で開催されます。

ゲストは『暮しの手帖』編集長の北川史織さんと『かいごマガジン そこここ』の編集・発行人の一条 道さん。一条さんの在宅介護や、北川さんが過ごす日々などさまざまな角度から、自分・家族・地域の人の暮らしを見つめ、介護についてじっくりと考えます。

きっかけは雑誌特集から

このトークイベントが開催されるきっかけとなったのが、1月25日発売の『暮らしの手帖』第5世紀28号。特集「家族が認知症になったら」の取材を一条さんが担当したことから実現しました。

もしも、親やパートナー、
そして自分が認知症になったら……。
いったいどういう手順で
どこに相談すればいいのか、
介護にはどんな選択肢があるのか、
漠然とした不安が膨らむかもしれません。
家族のあり方がそれぞれ違うように、
介護のかたちもさまざま。
ひとつの正解はないからこそ、
まずは、知ることから始めましょう。

(『暮らしの手帖』第5世紀28号 P.113 特集冒頭より引用)

この特集では、一条さんが認知症の親の介護と向き合う2組の家族のほか、数多くの福祉の現場に携わってきたケアマネージャーなどを取材しながら、介護保険制度などの基礎知識や「社会から孤立しないための手立て」についてまとめています。

今回のイベントではあらためて、同特集における制作の裏話や、特集や取材を進めるなかで得た気づき、そして一条さん自身が介護するご家族のことについて、編集長である北川さんとともに、会場の質問や意見をまじえトークします。

『暮しの手帖』編集長である北川史織さんは、フリーペーパーや住まいづくりの雑誌の編集部を経て、2010年に〈暮しの手帖社〉に入社。数多くの本誌記事や別冊を担当し、2020年より9代目『暮らしの手帖』編集長へ就任しました。就任後、初めて担当した第5世紀4号の表紙に掲載された「丁寧な暮らしではなくても」という言葉は、1948年より続く同雑誌のイメージをさらにほぐすものとして注目され、以降、暮らしの延長線上にある福祉的なテーマについても、さまざまな連載や特集を通じて取り上げてきました。

一方の一条道さんは、余命を宣告された父を自宅で看取り、母の在宅介護をして10年。普段は派遣社員として働きながら、zine『かいごマガジン そこここ』を発行しています。月に数回、目の不自由な人のガイドヘルパーをすることもある一条さん。過去に〈こここ〉でも、多面的に介護を捉えやわらかく表現しようとするその媒体について紹介しています。

そうしたおふたりが登場する同イベントを企画するのが、地域活性化支援事業などを行う〈株式会社 はじまり商店街〉。東京の茅場町や秋葉原などのビジネス街のほか、東綾瀬エリアや茨城県、横浜市など、さまざまな地域を舞台にコミュニティマネジメントなどを行っている会社です。

今回のトークイベントを通じて、多くの人が暮らしのなかで直面する「介護」という切実なことにフォーカスし、横浜青葉台エリアで活動する人々のゆるやかな関係性づくりにつなげるねらいもあります。

美味しいコーヒーや手仕事の一品にも出会える

今回は、トークイベントと併せて横浜周辺で活動するハンドメイド作家や飲食店が出張するマルシェも開催。美味しいコーヒーやお菓子、一点物の食器やアクセサリーなども集まります。

普段はキッチンカーで移動喫茶をしている〈小林商店〉。注文後から豆を挽くハンドドリップによる丁寧な一杯を味わえます。イベント当日は、セルフコーヒー講座を実施予定
デザインから型彫り、捺染、仕上げまで手作業で制作するてぬぐい〈sometae〉
こだわりの「暮らしの道具」を集めた〈entropy〉

トークイベントを申し込まない場合でも、マルシェイベントのみの参加も可能です。また、配信と録画アーカイブで視聴できるオンラインチケットも販売中です。刺激的なトークに触れて、美味しいものや素敵なものに囲まれて。暮らしを見つめ振り返るところから、自分や家族の介護について、ゆっくりと考えてみる時間になるのではないでしょうか。