福祉をたずねるクリエイティブマガジン〈こここ〉

【イラスト】ブレイズヘアの人が、正面と後ろ、横、斜め前からスケッチのように描かれている

そのときの私が語りたいこと、誰かと考えたいこと。なみちえさん×下地ローレンス吉孝さん 往復書簡

人の複雑さや多面性、そして流動性を、私たちはどうすれば尊重できるのだろうか? 以前、そんな問いをもとに、アーティストのなみちえさんと『「ハーフ」ってなんだろう?――あなたと考えたいイメージと現実』(平凡社)の著者である下地ローレンス吉孝さんの対談いただいた。 取材という限られた時間のなかでのおふたりの言葉だけではなく、違う環境や時間にいて考えていることや言葉に触れられる機会があってほしい。対談に立ち会うなかで、そう思った。 「なみちえさんと下地さんの往復書簡を読んでみたい」 そう伝えたところ、おふたりにご快諾いただき、この往復書簡企画が実現。テーマは「そのときの私が語りたいこと、誰かと考えたいこと」。環境や状況によって、感じること語りたいこと考えたいことは変わる。誰かからの便りを読んではじまる思索もある。そこへのまざなしを大切にできる企画でありますように。

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vol.012023.03.14フランスで与える視線、感じる視線

ボンソワール! 下地さんとの対談の後半原稿をフランス時間19時に訂正しながら。今回、このような新たな形でのダイアローグの展開も始まる事にワクワクしています。対談のときちょうど下地さんはアメリカに滞在していて、お互いのアイデンティティを日本から離れた所で観察し発信できたら面白いなというアイデアから生まれたこの往復書簡ですが、どのような内容を掘り下げていく事ができるか今からとても楽しみです。現在私は5年ぶり(2018年、イタリア・ミラノ)に海外に来まして初のフランス滞在をしております。

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vol.022023.05.17一見、中立に見える「普通」の都合のよさ

「ボンソワール!」で始まる素敵なお手紙、ありがとうございます!めちゃくちゃ嬉しく手にしました!わーーい。自分は今、アメリカからこの手紙を書いております。「往復書簡」――。知っているようではっきりと言語化できなかったので(いまさら!)意味をちゃんと調べてみました(言葉にいちいち突っかかる職業病)。

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vol.032023.11.30スカーフ1枚で世界の見え方が変わったエジプト滞在

こんにちは!大変遅い返信のお手紙となってしまいました。現在はガーナにいるのですが、相当無理していたようで心も体もキャパオーバーしてしまい、ずっと寝込んでおりました(笑)。(たまに起きてライブしたり……)

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vol.042024.03.27カリフォルニアに住んで半年が経ち

私は、今、アメリカのカリフォルニア州に住み始めてそろそろ半年が経とうとしているところです。コロナの時期にはなかなか社会の中に入っていくことができず、自分で研究を続けているだけのような期間もありましたが、カリフォルニアに来ていろんな変化があり、それがきっかけでより社会の中へ入っていくことになりました。

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