
そのときの私が語りたいこと、誰かと考えたいこと。なみちえさん×下地ローレンス吉孝さん 往復書簡
人の複雑さや多面性、そして流動性を、私たちはどうすれば尊重できるのだろうか? 以前、そんな問いをもとに、アーティストのなみちえさんと『「ハーフ」ってなんだろう?――あなたと考えたいイメージと現実』(平凡社)の著者である下地ローレンス吉孝さんの対談いただいた。 取材という限られた時間のなかでのおふたりの言葉だけではなく、違う環境や時間にいて考えていることや言葉に触れられる機会があってほしい。対談に立ち会うなかで、そう思った。 「なみちえさんと下地さんの往復書簡を読んでみたい」 そう伝えたところ、おふたりにご快諾いただき、この往復書簡企画が実現。テーマは「そのときの私が語りたいこと、誰かと考えたいこと」。環境や状況によって、感じること語りたいこと考えたいことは変わる。誰かからの便りを読んではじまる思索もある。そこへのまざなしを大切にできる企画でありますように。
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vol.022023.05.17一見、中立に見える「普通」の都合のよさ
人の複雑さや多面性、そして流動性を、私たちはどうすれば尊重できるのだろうか? 以前、そんな問いをもとに、アーティストのなみちえさんと『「ハーフ」ってなんだろう?――あなたと考えたいイメージと現実』(平凡社)の著者である下地ローレンス吉孝さんに対談いただいた。 その対談をきっかけに実現した、おふたりによる往復書簡連載。前回なみちえさんからの便りには「日本と海外で見る/見られるの構造変化を感じましたか? 何を凝視/観察しましたか?」という問いが記されていました。なみちえさんからの便りを受けて、アメリカにいる下地ローレンス吉孝さんからの便りをお届けします。(こここ編集部 垣花つや子)
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vol.012023.03.14フランスで与える視線、感じる視線
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