福祉をたずねるクリエイティブマガジン〈こここ〉

【画像】額縁内に「まだ大丈夫はすでにヤバい」という手書き文字が書かれている【画像】額縁内に「まだ大丈夫はすでにヤバい」という手書き文字が書かれている

「まだ大丈夫」はすでにヤバい 生き方は、ひとつじゃないぜ。|スウィングからの贈る言葉 vol.02

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「ただの風邪だから問題ない」「頭が痛いだけでそれ以外は元気」「死にたい気がするけどひとりで解決できる」。いやいやちょっと冷静になろう。風邪、頭痛、死にたい、もう十分に普通じゃないよ。

皆勤賞なんて恐ろしい言葉があるが、休まないこと(=丈夫な体を持つこと/無理して頑張ること)がいいことと叩き込まれた僕たちは、呪わしきガンバリズムをすっかり内面化してしまっている。「まだ大丈夫」。この言葉が頭に浮かんだ時点でとっくに赤信号。寝るべし休むべし助けを求めるべし。(木ノ戸昌幸)

【画像】額縁内に「まだ大丈夫はすでにヤバい」という手書き文字が書かれている

この連載について

「生き方は、ひとつじゃないぜ。」

京都府・上賀茂に所在する生活介護事業所〈スウィング〉のウェブサイトに、書かれている言葉です。

スウィングの活動はさまざま。絵・詩・?の芸術創作活動「オレたちひょうげん族」、戦隊ヒーローのブルーに紛したメンバーがまち中でごみを拾う「ゴミコロリ」、「世の中、意味があることが多すぎる!!鼻クソみたいにどうでもいいことを話したい」とはじまった「Swing鼻クソRADIO」など、既存の仕事観・価値観に問いかけを投げつつ、創造的な取り組みを重ねています。

この連載では、そんなスウィングから「贈る言葉」をお届けしています。(こここ編集部 垣花)


Series

連載:生き方は、ひとつじゃないぜ。|スウィングからの贈る言葉