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“なんのために働くの?” 作家や編集者、経営者と考える〈生活工房〉のトークイベント「どう?就活」
イベント情報

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13時から18時30分。生活工房ワークショップルームAB
2023年12月2日(土)・3日(日)に開催される「どう?就活 自分と仕事の出会い方 vol.3」

働き方研究家・西村佳哲さんと、“自分と仕事の出会い方”を考える

多くの人が人生の中で、かなりの時間をかけている「仕事」。SNSをのぞけば、さまざまな働き方も目に入るなか、「自分は何をして生きていきたいのだろう?」「ここで働いていて本当にいいのかな?」などの悩みを、一人で抱えてしまっている人も少なくないかもしれません。

「どう?就活」はそんな“自分と仕事の出会い方”を、働き方研究家の西村佳哲さんと共に考えるトークシリーズです。主催するのは、東京・世田谷区にある、美術館でも博物館でも公民館でもないユニークな文化施設〈生活工房〉。

シリーズ3年目となる2023年は、12月2日(土)にノンフィクション作家の川内有緒さん、教育者・作家の鳥羽和久さんを、12月3日(日)に『暮しの手帖』編集長の北川史織さん、〈パナソニック ホールディングス〉グループCTOの小川立夫さんを招き、「働くってなに?」「会社ってなに?」を参加者みんなで考えていきます。

暮らし × デザインの交流拠点〈生活工房〉

〈生活工房〉は、1997年に世田谷区がオープンした施設で、〈公益財団法人せたがや文化財団〉が運営しています。

日常の暮らしに身近なデザイン・文化・環境などをテーマに、毎年いくつもの展示やワークショップ、セミナーなどを開催。幅広い世代を対象としたプログラムやイベントを行うなか、モノや情報が溢れる時代だからこそ“コト”に光を当て、「本当の豊かさ」や「大切にしたい文化」について考えてきました。

【画像】見開きの左ページに、縦に長いギャラリー内の写真と、いくつもの展示写真やキャプションが並ぶ写真。右ページに、岡本仁の編集とそれにまつわるなんやかや、の言葉と解説写真
施設内の「生活工房ギャラリー」にて開催された展示の一部(『生活工房アニュアルレポート2022』より)
【画像】見開きの左ページに、ちかくのとーく、が3回開催されたことを示す解説と写真、右ページに、せたがやアカカブの会、 エトセトラの時間、見えるものと見えないものを語る会、の言葉と解説写真
「セミナールーム」やオンラインにて行われた地域活動の一部(『生活工房アニュアルレポート2022』より)

2019年からは、世田谷区内外の各戸より収集された8ミリフィルムのアーカイブサイト〈世田谷クロニクル〉の映像を手がかりに、“今”という時代を考えるプログラム「サンデー・インタビュアーズ」も開催しています(他の主催者に東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、NPO法人記録と表現とメディアのための組織[remo])。

さらに2023年11月4日・5日には、同月末まで開催されている下北沢〈BONUS TRACK〉の「ケアリングノーベンバー2023」内で、企画イベントも実施。〈世田谷クロニクル〉の映像を利活用し、ケアについて考えるワークショップやトークを行うなど、施設の設立から25年以上経つ今も、新たな挑戦を続けています。

3年目となる「どう?就活 自分と仕事の出会い方」

そんな〈生活工房〉が2021年に始めた、“自分と仕事の出会い方”を考える2日間のトークシリーズが「どう?就活」です。

働き方研究家の西村佳哲さんのファシリテートのもと、初回のvol.1では〈学校法人 軽井沢風越学園〉理事長の本城慎之介さんら4名が、2022年のvol.2では〈認定NPO法人 D×P〉代表理事の今井紀明さんら7名がゲストとして登場。初日に「働くってなに?」、2日目に「会社ってなに?」をシリーズの共通テーマとし、参加者を交えた対話を行ってきました。

【写真】数十人が登壇者のほうをむき、広いホールで椅子に座っている
「どう? 就活 自分と仕事の出会い方 vol.1」の1日目、西村佳哲さんのオリエンテーションの様子

今年3年目となるvol.3は、このシリーズの最終回です。

「働くってなに?」をテーマにとする2023年12月2日(土)には、著書に『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』などのある、ノンフィクション作家・映画監督の川内有緒さんが登壇。加えて、学習塾「唐人町寺子屋」を経営し、『おやときどきこども』などの著作もある〈寺子屋ネット福岡〉代表取締役の鳥羽和久さんを交え、「働くこと」と「自由」の関係について、参加者みんなで話し合います。

また、「会社ってなに?」がテーマの12月3日(日)は、創刊75年を迎えた雑誌『暮しの手帖』で9代目編集長を務めている北川史織さん、〈パナソニック ホールディングス〉執行役員・グループ最高技術責任者である小川立夫さんを招いて、「会社」と「自分の人生を重ねて働くこと」のおもしろさを考えていきます。

【画像】どう?就活 のイベントポスター
(デザイン:ABEKINO DESIGN)

定員は両日とも70名。1日ごとの申し込みが可能で、10代以上であれば誰でも参加できます。

過去の「どう? 就活」については、〈生活工房〉の公式サイトでアーカイブ動画も公開されています(vol.1vol.2)。イベントの雰囲気が気になる方は、ぜひそちらもチェックのうえ、さまざまな視点を持つゲスト陣との貴重な対話の時間を、今回は現地で味わってみてはいかがでしょうか。