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〈たんぽぽの家〉が主催する「福祉をかえる『アート化』セミナー 2022」が2月〜3月の全6回オンラインで開催
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2〜3月の全6回、社会とアートの関わりについて学ぶオンライントークイベント開催

2022年2月24日(木)から3月末までの全6回、〈たんぽぽの家〉が主催するトークシリーズ「福祉をかえる『アート化』セミナー 2022 」がオンラインにて開催されます。

本イベントは、「アートを通じて幸福で豊かな人生を歩むことは、全ての人の権利」という考えのもと実施されるセミナーです。社会とアートの関わりについて、さまざまなジャンルのゲストと一緒に考え、学ぶ機会をつくっています。

人や環境との距離感が大きく変化し、当たり前だと思っていた日常を見直す機会が増えてきた今の社会。そんな状況の中で、今年は改めて「アートを通して個人が社会とつながること」を考えることを目的に、「しごと・学び・コミュニケーション」という3つのトピックについて話し合います。

トークのゲストは、福祉施設関係者やアートを中心とした各分野で活躍する専門家。〈こここ〉にも登場いただいている放課後等デイサービス〈ホハル〉滝沢達史さん劇団〈OiBokkeShi〉菅原直樹さんのほか、〈美術作家/一般社団法人NOOK〉佐竹真紀子さん、〈エイブル・アート・ジャパン東北事務局〉伊藤光栄さん、〈山口情報芸術センター〉キュレーター西翼さんなど

「福祉をかえる『アート化』セミナー」は、今年で開催20年目!

本イベントを主催する〈たんぽぽの家〉は、「みんなが同じ生を受け、みんなに違う生き方がある。障害のある人たちの生きる場づくりから、個を支えあう新しいコミュニティづくりへ。」を掲げ、奈良県を中心に活動する〈社会福祉法人わたぼうしの会〉〈一般財団法人たんぽぽの家〉〈奈良たんぽぽの会〉の3つの組織からなる市民活動の総称です。

〈たんぽぽの家〉では、「アートを通して誰もが自由に表現できる社会」を目指し、「障害とアートの相談室」というプロジェクトを実施しています。障害のある人の表現活動についての相談窓口の設置、研修やセミナーの実施、トークイベントなどを通したネットワークづくり、作家や作品の調査や発信などを行っています。その一環として「福祉をかえる『ア ート化』セミナー」を開催(厚生労働省 令和3年度障害者芸術文化活動普及支援事業)。20年目を迎える今回は、オンラインでの開催です。

〈こここ〉でも〈社会福祉法人わたぼうしの会〉が運営する〈たんぽぽの家 アートセンターHANA〉のアトリエにお伺いしたり、「こここなイッピン」で、厄除鬼の土鈴をご紹介しています。また、〈Good Job! センター香芝〉センター長・森下静香さんにも連載「福祉のしごとにん」にてインタビューを行っています。

「しごと・学び・コミュニケーション」を軸にしたトーク

トークテーマの1つ目は「しごと」。

2月24日(木)に開催するトーク「福祉だからこそできること」では、企業や行政、大学など他分野と共同したプロジェクトを展開する〈PICFA〉原田啓之さんがゲスト。障害のある人と共に、どのようにプロジェクトを進め、さまざまな分野の人とつながりをつくることができているのかを伺います。

3月9日(水)は、東北で福祉とアートをつなげる活動を行ってきた〈やまがたアートサポートセンターら・ら・ら〉武田和恵さんをお招きし、「つなぐ」人であるコーディネーターに求められることを伺います。

2つ目のトークテーマは「学び」。

3月2日(水)は、放課後等デイサービス〈ホハル〉滝沢達史さんに、遊びと学びを両立させる活動を実現させるための工夫や仕組みを伺います。

3月16日(水)のゲストは、〈一般社団法人NOOK〉の佐竹真紀子さんと、〈エイブル・アー
ト・ジャパン〉 東北事務局の伊藤光栄さん。おふたりが関わる、多様な学びができるワーク
ショップや勉強会「スウプノアカデミア」について話を伺いながら、生涯学習と表現活動、文
化芸術の関係について考えます。

最後のテーマは「コミュニケーション」。

3月23日(水)には、「未来の運動会」の企画制作を務めた〈山口情報芸術センター〉のキュレーター西翼さんをお迎えして、与えられた条件の中で創造性を発揮する取り組みを考えます。

3月29日(火)は、劇団〈OiBokkeShi〉菅原直樹さんと〈たんぽぽの家 アートセンターHANA〉にて行われている演劇プログラム「HANA PLAY」の運営や演劇作品の構成演出を担当する佐藤拓道さん「HANA PLAY」の運営や演劇作品の構成演出を担当する佐藤拓道さんが演劇を通した関わりから、老いのような一見ネガティブに思えることをひろく発信・発表していくときに心がけることを話し合います。 

全6回のトークは、全て1回からの参加も可能です。また、今年はオンラインでの開催なので、全国から参加ができます。イベントへの参加を通して、福祉とアートについて一緒に考えてみるのはいかがでしょうか。