自分の気持ちを話さない自由がある。NPO法人ぷるすあるはと一緒に考えた“きもち”との付き合い方 こここスタディ vol.14
先日、3歳の娘にささいなことでイライラしてしまう場面があった。娘は「怒られた」と泣いてしまうし、さらに私自身イライラしてしまったことに落ち込むし……の悪循環。
いったい何をどうすればこの状況を防げたのだろう。そもそもイライラする、落ち込む、そうしたいわゆる「ネガティブ」と呼ばれる気持ちは抑えればいけないもの?
自分の気持ちとの向き合い方に悩んでいたときに、お話を聞くことができたのは、NPO法人ぷるすあるはの細尾ちあきさんと北野陽子さん。精神科の看護師・ちあきさんと医師・北野さんを中心としたプロジェクトチーム「プルスアルハ」として、親の精神障害や心の不調、発達の凸凹などをテーマにした絵本制作や情報サイトの運営、さらにセルフケアや心のメンテナンスのための様々なツールの開発などを行っている。
以前〈こここ〉でも、ぷるすあるはがソフトウェア開発会社と共同開発した、10代の悩みや不安に関する知恵を掲載したアプリ『おたすけことてん』を紹介した。
ぷるすあるはが繰り返し発信するメッセージのひとつが「どんなきもちもあって大丈夫」。お二人となら、私の「きもち」のことも一緒に考えられるに違いない、そんな思いで取材内容を伝えると、返ってきたメッセージには、「正直なところ、気持ちについて語るのは苦手意識があります」とあった。
どうして気持ちを語ることへ苦手意識があるのだろう。そこを出発点に、私たちの「きもち」を巡ってお二人と考えてみたい。
どんな気持ち?急に聞かれて答えるのは難しい
「気持ちについて語ることに苦手意識がある」。その理由を北野さんは話し始めた。
北野陽子さん(以下、北野):「気持ち」という言葉が指す範囲は広く、ウェブサイトに掲載されるインタビュー記事のみで語ることへの躊躇いがあります。
だからこそ絵本やウェブサイト、アプリなどさまざまな手段で気持ちについて発信している部分もあるんです。
ちあきさんも、語ることへの苦手意識に頷きながら、続けてくれる。
細尾ちあきさん(以下、ちあき):「どんな気持ちもあって大丈夫」と言いながら、私自身は感情を表現するのが苦手だなと思ってるんですよね。
だからこそ、子どもたちにはもっと「どんな気持ちもあっても大丈夫」というメッセージを届けたいなと思って活動しています。
「どんな気持ちもあっても大丈夫」を伝えるプルスアルハが開発した最新のツールが『気づく・えらぶ・伝える こころとからだコンディションカード』(2022/合同出版)だ。きもち、からだの調子、脳とこころの調子を表現するカードが25枚ずつ用意されているほか、「そっとしておいてほしい」など希望を伝えるカードや、自由に書き込むことができる白紙のカードも付属している。
使われる場面としては、教育現場のほか、医療や保健、福祉、地域の子ども支援の場、さらには家庭内でのコミュニケーションやひとりで自分自身との対話をするときなどが想定されている。たとえば、カードを並べて、そこから当てはまるカードを相手に選んでもらう。そして選んだカードについて話してもらう。選んだカードを起点にして、はじめて知ることや語られる話もあるかもしれない。
『こころとからだコンディションカード』は、以前に制作した『ハルのきもちいろいろいカード』が元になっているそう。プルスアルハの絵本『ボクのことわすれちゃったの?─お父さんはアルコール依存症─』の主人公・ハルの様々な表情が描かれた13枚のカードは、気持ちをみつけるヒントになるツールとして開発された。
ちあき:子どもたちって、一般的に「元気よく」「笑顔で」を期待されるような場面が多くて、プレッシャーもあると思うんです。 もちろん毎日が「うれしい」や「楽しい」で満ち溢れていたらいいなとは思うのですが、「悲しい」や「不安」なときもある。そういう気持ちがあってもいいとなんとか伝えたいなと思ったのがきっかけでした。
実際に「うれしい」「楽しい」「さびしい」「つらい」「こわい」……こうしたカードを目の前に並べてみると、どの気持ちが良い・悪いというジャッジ抜きに、それぞれの気持ちに同じ温度で向き合えるように感じた。自分の中にこの気持ちはあるだろうか?と照らし合わせながら、心の中を点検することができる。
ちあき:どんな気持ち?と聞かれて、急に答えるのって、大人でも難しいですよね。だから何かヒントになる素材があればいいなと思って。 ちょっと言葉に詰まってしまったときでも、絵の手がかりがあるので、これに近いかも、というものを選んで使ってもらえたら嬉しいなと思っています。
そうして作られた前作のカードは気持ちにフォーカスしていたが、『こころとからだコンディションカード』では「腹痛」「眠れない」などの身体の状態を表すカードや、「やる気がおきない」「幻聴が聞こえる」など脳と心の状態を伝えるカード、「休みたい」「ただきいてほしい」などの希望を伝えるカードも追加され、より幅広い心と身体の状態にアプローチできるようになっている。
「きもちカード」、「からだカード」、「脳とこころカード」。合わせて75枚のカードを使って自分の状態を表現できるうえに、プラスして18枚も白紙のカードがある。これだけでも、様々な気持ちの存在を肯定してもらっているような頼もしさを感じた。
「ふつう」のカードが選択肢にある理由
前作の13枚から25枚へと大幅に増量した気持ちを表すカード。その中には、「もやもや」や「ワクワク」などオノマトペも追加されている。言語化しづらい感覚を表現するヒントになるからだ。
私がその中で気になったのは「ふつう」というカードだ。「ふつう、は気持ちではないのでは?」と言われることもあったそう。それでもいれているのは、どんな意図があるのだろう。
ちあき:「ふつう」は、「平常運転です」という意味でもあるし、「今は大丈夫」と気持ちを話したくないときにも使える「逃げ」のカードでもあります。
「今はあんまり気持ちについて話したくないんだよね」というときに選んでもらって、「そっかそっか、今はそうなんだね」という具合に聞き手にも受け止めてもらえたらいいなと思います。
気持ちを話したくない人がいることも想定して、負担が少なく選べる道を用意する。このカードが作られる過程には、ちあきさんの経験と感覚がたっぷり含まれているようだ。ベースには、ちあきさん自身が子どもの頃に気持ちを聞かれるのが嫌だったということがあると教えてくれた。
ちあき:私は、あまりしゃべらなくてニコニコしているけれど、心の中では学校の先生や大人を斜めに見ている子どもだったんです。
だから「ちあきちゃん、今日はどんな気持ち?」なんて聞かれたら「何聞いてくれてるんだよ」という感じでまっすぐには答えられなかっただろうなと。それで同じように感じる子どもたちにも引いてもらえる「ふつう」を入れています。
選ばなくても、気のない素振りをしていてもいい。カードを見渡してくれていることにも意味があるとちあきさんは続ける。
ちあき:「ふつう」のカードを取るには、他のカードを見渡しているわけじゃないですか。様々な気持ちがあるということは目に入ってわかっているはずだから、それだけでもいいかなと思います。
気持ちを話さない自由がある
選ばなくても、様々な気持ちがあることに触れるだけでもいい。カードを使ううえで一番大事なことは「無理して使わないこと」だとぷるすあるはでは発信している。
ちあき:子どもが乗り気じゃなかったら、「今日はやめておこうか」と大人側が言えるといいなと思います。そうすると、嫌なのに気持ちをぐいぐい聞かれてさらに嫌になってしまった、という負の連鎖がなくなるはずです。
カードは、自分のペースで気持ちについて知ったり、対話のきっかけになるひとつのツール。決して気持ちを無理やり聞き出すためのものではない。
ちあき:話さない自由があっていいですよね。仮に「話したくないって言ってもいいよ」と子どもに伝えたとしても、なかなか言えないですよ。大人だって今は話したくない、と伝えるのは難しい。だから大人が察してさっとひくことが大切です。
カードを選ぶときには、いくつか大事な視点がある。ひとつは、気持ちは同時にいくつも存在するということ。
北野:実際そういうことたくさんありますよね。嬉しいけれど、すごく不安だとか。いろんなことが同時にある。
「気持ちを選んで」と言われると、近いものをひとつだけ選ぶようなイメージでいたが、たしかに実際自分を点検してみると、様々な気持ちが同時に存在している。ワクワクしていて、楽しいけれど、少しだけ不安で、緊張もややあり、軽い腹痛があって、身体の状態としてはだるく感じる、など。
北野:さらにそれぞれの気持ちも0か1ではない、グラデーションがあるはずです。
気持ちについて考える大事なもうひとつのポイントは、濃淡があるということ。
グラデーションを視覚化するためのツールとして、『こころとからだコンディションカード』では、スケールを公式ウェブサイトからダウンロードすることができる。0から10までの数字が入ったものと、目盛だけで数字が自由に書き込めるもの。2種類の中から使いやすいものを活用することで、選んだカードの強さや程度を視覚化して共有することができる。
最後のポイントは、気持ちは刻々と変化していくものである、ということ。
ちあき:「不安だったけれど今は楽しみだ」とか、「楽しみだったけれど不安になって、終わったらホッとしている」など、ちょっと前と今の気持ちは違いますよね。だから、カードを選んでも、そこで終わらないということも大切です。
カードを選んだだけで終わらない、とは、そのときの状態だけで相手のことをわかったつもりにならないということでもあるのかもしれない。そこには、一緒にカードを使う相手のあり方が関わってくるように感じた。
北野:一緒にいる相手が、良し悪しを判断しないことが大事です。たとえば子どもが「自分を傷つけたくなる」という脳とこころカードの1枚を選んだときに、一緒にいる大人がすごく驚いたり、心配したり、そのことについて必要以上に突っ込んで聞いたりすると、その子はもうそのカードを選ぶことはないですよね。
良し悪しを判断せずにただそこに今ある状態として受け止める。もしかしたら、それができずにカードの選択肢に過剰に反応してしまう原因には、「様々な気持ちがある」ということに大人自身が触れて来なかった、という背景があるかもしれない。
思ってみれば、私自身、自分が今どんな気持ちでいるかを日常的に意識することはあまりないような気がするし、「いろいろな気持ちがあっていい」ということも誰にも教わってこなかったように感じる。
ちあき:子どものうちから様々な気持ちがあるということに触れたり、自分の気持を意識することができるといいのかなと思います。たとえば学校の授業の中で、そうした機会があったらいいですよね
「ネガティブな気持ち」にどう向き合ったらいい?
様々な感情があること、あっていいということを知らないまま大人になってきた。もしかしたらそのことが、私が冒頭の娘にイライラして落ち込んでしまった出来事で、「イライラ」や「落ち込む」という、いわゆる「ネガティブ」と呼ばれる気持ちを持つことを、抑えなければいけないと捉えていた原因なのかもしれない。そのことをそのままお二人に悩み相談として伝えてみた。
ちあき:生きていたらイライラすることは、ごくごく自然なことですからね。
イライラすることは悪いことではないけれど、その先に八つ当たりでちょっと怒りすぎちゃった、とかだったら、気付いたときに「さっきはごめんね、ちょっと怒りすぎちゃったね、ちょっとイライラしてたけれど、今はイライラ虫どこかに消えていなくなったよ」と伝えられたらいいですよね。イライラすることは悪いことじゃないんです。
イライラという気持ちと、その先の行動を分けて考える。もしかしたら私はそれができていなかったのかもしれないと気が付き、目の前の靄がスッと晴れるような心地がした。
つまり「イライラする」「落ち込む」、そうした気持ちに問題があり、コントロールすべきものだと思っていたが、問題があるのはその先の行動で、気持ちを持ったことを責める必要はなかったのだ。
ではネガティブな気持ちを持ったとして、その先の八つ当たりをしてしまうなどの問題ある行動につながらないために、どのように自分を受け止めることができるだろう。
北野:前提として、ネガティブな感情がずっと続く、なんらかの考えにとらわれてつらくなるときには、メンタルヘルスの専門機関に相談するのがいいと思います。
ちあき:今わたしの目の前にいる福井さん(執筆者)に伝えたいと思ったのは、気分転換の方法をいくつか見つけられるといいかもしれないということです。子どもにイライラするなら子どもと距離を取る、でもいいし、コーヒーを飲んでチョコレート食べるでも、いい。誰かに話をしてみてもいい。
そもそも「どんな気持ちもあって大丈夫」を前提にすると、「イライラ」や「怒り」などが「ネガティブ」と呼ばれることも不思議に感じる。マイナスなイメージが付くことで持ってはいけない感情のように、私たちは思わされているのかもしれない。
北野:カードを作る段階では、いわゆる「ネガティブと呼ばれる感情」のほうがアイデアとしてはたくさん出てきます。実はポジティブよりネガティブのほうがバリエーションは豊かだなと感じることがあります。
ネガティブな気持ちのほうが発露のされ方もバラエティに富んでいる。ということは、ひとりの人の中にも、もしかしたらポジティブよりバリエーション豊かなネガティブの世界があるのかもしれない。ときに見ないようにしたり、蓋をしたりしてしまいがちなネガティブと呼ばれる気持ちに、あらためて目を向ける必要がありそうだと感じた。
ポジティブワードを肯定する社会
北野:セルフケアに関するイベントやSNSを眺めていても、「嫌な気持ちをなくす方法」、「気持ちをポジティブに切り替える」、「明るく乗り越える」といったフレーズに出会うことがあります。
私たちが伝えている「どんなきもちもあって大丈夫」に共感してくださる方もたくさんいるのですが、やはり世の中の雰囲気としては、元気で楽しく、明るい人がが良いというメッセージで溢れているのかなと感じますね。
「悲しい」「つらい」そうした気持ちを悪者にして、変えたり失くしたりするべきものと扱うこと。それによって苦しく感じてしまう人もきっといるはずだ。
ちあき:小学生の頃、教室に貼ってある「学級目標」が私は苦手でした。「みんな元気で仲良く」なんて言われても、子どもだからって誰でも仲良くなれるわけないやんと思っていました
絵本『わたしのココロはわたしのものー不登校って言わないでー』(ゆまに書房、2014年)には、主人公のミクちゃんが「みんな元気で仲良く意見がいえるクラス」というスローガンを前にして、苦しくなっていくページがある。
「仲良く」「元気に」「笑顔で」「楽しく」もしかしたら私たちはそんな言葉を、たくさん浴びて育ってきたのではないだろうか。そこには、学校という場、それらを形づくる社会に問題があるのかもしれない。
共感できるところも共感できないところもあるからいい、物語というツール
だからこそ、見落とされがちな子どもの気持ちに「いろんなきもちがあっても大丈夫」と言ってくれる存在が必要だ。プルスアルハが手掛ける絵本というツールも、自分の気持ちをみつける手がかりのひとつかもしれない。
彩り豊かで力強いタッチの絵と、主人公の心の内面を等身大の目線で丁寧にすくいとった言葉で表現されるプルスアルハの絵本は、ちあきさんが、子どもの頃の体験や自分の中にある感覚を探りながら形にしているという。巻末には必ず、側にいる大人に向けた解説ページがついている。
たとえば先に登場した絵本『わたしのココロはわたしのものー不登校って言わないでー』には、主人公ミクがどんな世界を体験してきたか、そしてどんな視点でミク(と同じような状況にある子ども)を見守っていったらいいかが書かれている。
このとき(筆者注:ミクが再び学校に通い始めたとき)に大切なことは、やった!とばかりにたたみかけないこと。ミクは立ち止まったり、また少しひきこもったり、ゆっくり自分の道を見つけていきます。学校に戻ることが唯一のゴールではありません。安心な居場所、人とのつながりの回復あるいは構築をサポートしながら、少し長い視点で応援していきます。
絵本『わたしのココロはわたしのものー不登校って言わないでー』より
この解説は、北野さんがちあきさんに「どんな気持ちで書いたか」「このとき主人公は何を考えているのか」などインタビューしたものを元に書いているのだそう。
ぷるすあるはでは、これまで8冊の絵本を刊行している。「家族のこころの病気を子どもに伝える」ものや「子どもの気持ちを知る」をテーマにしたものだ。
絵本を読んだ読者の中には、「誰かが自分と近いことを感じている」と知ることで、安心する人もいるだろう。
北野:絵本を読んで共感できたと言ってくださる方もいれば、当然ながら、自分の体験や感じ方とは違ったという意見を送ってくださる方もいます。それはそれで、どう違うかということについて話せるきっかけになり得ると言えるのかもしれません。
なかには「傷ついた」という意見もあります。傷つきっぱなしではなく、その人が安心できる誰かと話せていたらいいなと思うんですけれど。一度世の中へ表現として出たものは、いろんな受け止められ方があるのかなと思っています。
またときには「子どもが読まなかった」というメッセージも届くそう。でもそれは、その子どもにとって出会うタイミングが違ったり、合わなかったりする場合もある。押し付けるようなことはしないでほしい、と話す。
ちあき:気持ちを無理に聞かれるのもそうだけれど、「この本いいから読んでみてよ」ってあんまり強く言われるのも困りますよね。
だから「絵本の感想を子どもに聞かないでください」とも伝えています。私、子どもの頃読書感想文も苦手だったんです。自分の気持ちを伝えて良し悪しを判断されるなんてって。だから子どもたちには気持ちや感想を聞かれることを嫌な体験にしてほしくないなと思ってます。
「気持ちについて語ることへの苦手意識」についてからはじまったインタビュー。私たちはどれだけ「ネガティブ」と呼ばれる気持ちを悪者にしてきただろう。「ネガティブな感情が悪いのではない、その先の行動と切り離せばいい」と言うちあきさんの言葉で、今まで自分が目を背けていたことに気付かされた。
ついつい蓋をしてしまいがちな自分のネガティブな感情。目の前にカードを並べるように、自分の気持ちのバラエティ豊かさに目を向けるところから始めてみたい。そして気付いた私の気持ちは、誰かに語らなくてもいい。ただ自分自身で光を当ててあげることが、自分を大切にして生きることや、人との関係性を築くことにつながっていくはずだから。
Profile
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ぷるすあるは
NPO法人
『ぷるすあるは』は、精神科の看護師、細尾ちあきと、医師で代表の北野陽子が、オリジナル絵本など心理教育ツールの制作・普及のため2012年に立ち上げた「プルスアルハ」を発展させる形で、2015年6月に設立したNPO法人です。精神障がいやこころの不調、発達凸凹を抱えた家庭や、さまざまな事情の中で、頑張っている子どもたちを、絵本やウェブサイトなどの情報コンテンツを通して応援しています。「必要だけどこれまでなかった」ツールの企画制作や、さまざまな情報発信を通して、精神保健全般に関する普及啓発活動も行っています。
著書に、『家族のこころの病気を子どもに伝える絵本シリーズ』(ゆまに書房)、『生きる冒険地図』(学苑社)ほか。サイト『 子ども情報ステーション』を運営
- ライター:福井尚子
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アート、表現、書籍、暮らし、食、教育などに興味関心を広げながら、執筆や編集をしています。神奈川県二宮町を拠点に、本を紹介する活動や絵本を用いた語り劇がライフワークです。
この記事の連載Series
連載:こここスタディ
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